menu
close
loading...
tag list
share:
https://cdn.getshifter.co/8d15a0dc0de7bdd508cf3e250e75e33f68a81f6a/uploads/2021/11/184-hero-image-EDIT.jpg
  1. top/
  2. Column/
  3. 大人のシャンプー選び。「スースー」「脂落とし」はもう古い
Column

頭皮と髪にやさしくあれ! 

大人のシャンプー選び。「スースー」「脂落とし」はもう古い

author: 藤村 岳date: 2021/12/06

ここ最近、シャンプーのトレンドが如実に変わってきた。特にメンズはスキンケア意識が高くなって、求められているアイテムがひと昔前とはまったく違う。以前は、汗と皮脂分泌が活発な男の頭部はとにかくアブラを落とすものが主流だった。今でもドラッグストアなどに行くと、「加齢臭を撃退」や「ニオイを根こそぎ落とす」といった過激な謳い文句が見られる。たしかに、過剰な皮脂が毛穴に詰まると薄毛などの危険度は増し、酸化したアブラは悪臭の元になるのは事実だ。

30歳を過ぎたらアブラを落とすより保湿が大事!?

しかし、近年の頭皮の研究ではなによりも“保湿が大事”だということが判明している。女性用では頭皮専用の保湿美容液までもが登場し、それも売れ行きがいいそう。それはもちろん男性にも当てはまり、乾燥こそ気をつけるべきことなのである。

顔のケアと同じで、乾燥すると体内の大切な水分が蒸発することから身体は守ろうとして皮脂を多く出す。外側はベタつくのに内側が乾くというインナードライという状態に多くの男性は陥っている。ベタつくのを嫌うあまり、保湿ケアをないがしろにすると負のスパイラルにはまってしまう。これが顔の皮膚も頭皮も程度の差こそあれ、乾燥対策が必須な理由だ。特に秋~冬は低温、低湿度と環境面でもその危険度が急激に上がってしまう。

髪の短い男性は要注意。シャンプー後にコンディショナーや頭皮用のエッセンスなどを使っていないという人は、乾燥リスクが増大している。

乾燥による髪と頭皮のダメージとは?

では、頭皮が乾燥することによってどんな弊害が出てくるのだろうか? まず、頭皮のバリア機能が崩れることで、肌荒れを起こす。バリア機能とは外部からウイルスや細菌など異物の侵入を許さず、体内の水分をキープする免疫機能のこと。頭皮が荒れるとそこからかゆみなどのトラブルが生じ、ニキビなどができることもある。またフケも増加し、他人に与える印象も悪くなってしまう。

フケに悩む人は、シャンプーのほかに専用ヘアケアアイテムの併用がおすすめ。

そして、乾いた頭皮では薄毛や脱毛といった悲しい症状も多くなる。植物を育てるのに土壌がよくなければ、育たないように頭皮が健康でなければ健康な毛髪も望めない。いくら育毛剤などを塗布しても、有効成分もうまく働かない。むしろ、植物が荒れた土壌なのに多すぎる肥料を与えられると肥料焼けをしてしまうように、髪にとってマイナスとなる場合さえある。

大人の男のヘアケアはかくあるべし

それでは、30歳を超えた男性はどうするのがいいのか? まずはシャンプーの成分を見直すこと。合成界面活性剤のラウレス硫酸Naなどが成分のトップに来るものは避けた方がいいだろう。たしかによく洗浄力が強く皮脂を落とすが、刺激も強すぎる。

次に洗いすぎないこと。原則として、シャンプーは1日1回でよく、乾燥気味の人や外出せずに汗もかかなかった場合は2日に1回でもよいかも。スタイリング剤を使っている人はまずお湯だけでよく落としからシャンプーをすることで、2度洗いをなるべくしないようにして欲しい。

とはいえ、筆者はシャンプーを使わないいわゆる“湯シャン”や“ノープー”については懐疑的だ。余分な皮脂をきちんと落とすには、やはり厳選した質のよいシャンプーが必要だと思う。空気中のチリやホコリ、PM2.5などの微粒子が髪や頭皮には付着しやすく、それらが皮脂と混ざり合うとなかなかお湯だけでは落としにくい。もし貴方が人間社会とは隔絶された、排気ガスもない空気の澄んだ場所でひっそりと暮らしているというのならそれでもよいのかもしれないが……。

生乾きでは湿度で雑菌が繁殖するので、速やかにドライヤーで乾かすこと。できればその時にアフターバストリートメントを使って、頭皮をマッサージしながらさらなるケアをするのがお勧め。

そして、髪が短くてもコンディショナーなどを使用して保湿を行うこと。その場合、頭皮につけても大丈夫なものをチョイスすることを忘れてはならない。髪のダメージケアを目的としたものだと、頭皮には向かないものもあるからだ。

30代以降はどれだけじっくりとケアできたかで、その後の頭皮と髪の運命は決まるのだから。

30代男子におすすめのヘアケアアイテム

「meet tree」のシャンプー&コンディショナー 日本三銘木のひとつの木曽桧の老舗木材会社がプロデュースしているこちら。刺激の少ないアミノ酸系洗浄成分で頭皮をいたわりつつ保湿力の高い海藻成分のスイゼンジノリが優しくケア。桧の葉や枝から抽出される上質な精油を配合し、爽やかな香りが森林浴をしているような気分にしてくれる。各400ml。各3520円。

「バイタリズム」のスカルプシャンプー&コンディショナーセット  頭皮環境を整えることを目的とし、友利新医師が監修。コラーゲン由来の洗浄成分とデシルグルコシド系洗浄成分で刺激が少ないのにスタイリング剤もスッキリ流せると評判。またコンディショナーは保湿力が高いので、短髪の男性にも最適だ。 シャンプー350ml、コンディショナー350g 。セットで3960円。

「ヴェレダ」のアルガン ヘアシャンプー&ヘアコンディショナー ヘアカラーやパーマをしている男性にお勧めなのがこちら。黄金色に輝くアルガンオイルを配合しているのでどのようなスキンタイプの人でも使える。特に乾燥やダメージを穏やかにケア。シュタイナーの人智学に基づく安心安全な製品作りをしているので家族でシェアするのもいい。シャンプー200ml、コンディショナー200g。セットで 5060円、単品は各2530円。

「シスレー」のヘア リチュアル ジェントル スカルプ セラム フケに悩む人にはかゆみを鎮める働きをサポートする天然由来のビサボロールや頭皮を清浄にするピロクトンオラミン+セロリ種子エキスなどの複合体を配合したこちらがいい。即効性と持続性を両立させた処方で、マイルドなのに根本的に頭皮バランスを取り戻すことを目指した。60ml。 1万4080円。


藤村 岳

author
男性美容研究家
藤村 岳

編集者を経て独立。各種メディアへの出演、雑誌やウェブメディアへの執筆、講演、All Aboutではメンズコスメガイドを務める。またメンズ美容のコンサルタント、コスメプロデューサーとしても活躍。著書に『一流の男はなぜ爪を手入れするのか?』などがある。2021年よりDMMオンラインサロンにて「藤村岳の自分を整える身だしなみ講座」をスタート。