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めがねの台湾FOOOOD記Vol.1「徳恵米粉湯」

台湾の“二郎系”を喰らいたいならココへ行け!

author: めがねdate: 2024/04/09

台湾のレトロエモかわいいカップルデート記事が読めると早とちりした皆さま初めまして、めがねと申します。
……いや、ふざけてないです。
 

マジでめがねです。YouTubeと芝居やらせてもろてる、めがねです。今は台湾と東京を來來去去(※1)しています。何卒よろしくお願いします。 
 

この記事では、台湾のラブとポップと、ちょこっとタメになる台湾旅行豆知識を書かせていただこうという所存でございます。誠心誠意、皆さまに有益な情報をお渡しできるよう向き合っていきたい所存でございます。記念すべき第1回ということで、ボリュームたっぷりめでやらせていただきます。

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※1「行ったり来たり」って意味です。

あらすごい、この記事を読めば中国語の勉強もできるのね!

めがね

1999年6月5日生まれ。株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント所属。 大阪府出身のYouTuber・女優・タレント。 自身のチャンネル「めがねっとわーく。」では、チャレンジ動画からメイク動画、コント動画、短編映画まで、さまざまなジャンルにトライする個性全開の動画が話題となり、同世代の女性を中心に支持を得る。 YouTubeだけでなく、現在は映画やドラマなどにも出演し女優として、またタレント・MCなどでも活動の幅を広げている。 YouTubeチャンネルの登録者数は31万人を超える。

YouTube:@MEGANE_WM
Instagram:@ iam.megane

まず初めに、私とともに台湾と東京を來來去去している、台湾出身の私のパートナーについて紹介させてください。

彼の名前はジェリー。「当記事の写真を撮ってほしい」と頼んだところ、「俺の?」とボケをかましながら、自分の写真を撮ったジェリー。ボケるならもっとちゃんとボケてほしいです。

そんなジェリーの自撮りがこちら

と、いうことで本題に入ります!!

こちらです!! どどーん!!!

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私の身体を構築している、愛に溢れる台湾fooooood!!!!

皆さま、台湾というとどんな国を想像しますか?

「暑い!」「湿気強そう!」「人が温かくて優しい!」「夜市が有名!!」などなど、皆さまが想像する台湾がきっとあると思います。

今回はそんな“ポピュラー台湾”はすっ飛ばし、少しクセのある、マジで旅行に来たときにこの店に入ったら現地の人もびっくり! 「え? お主、台湾通??」ってなれちゃう! 超級好吃(※2)なお店をご紹介しちゃいます!

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※2「やばおいしい!」

あらすごい! もう二つも単語覚えちゃった!

ちなみにパートナーとデートしながら取材したので、写真がマジで楽しそうです。惚気とおいしそうすぎるグルメに身体が震えないようご注意ください。

私的推薦店!「徳恵米粉湯」

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ここはですね、なんと……台湾で二郎系が食えるお店なんです!!!!

………いや、なに?

デート要素ないやん!  なんかもっとパンケーキとかでかいソフトクリームとか、そーゆーの出してよ!! 映えさせてよ!!! と思った、そこの人!!!!

君はまだ本物の台湾を知らない。そして、君は、日本のラーメンのヤバさも知らないだろう。半年間、台湾で生活をし、私は感じた。台湾料理はうめえ。だが、ラーメンはねえ。東京にいれば至る所にラーメン屋がある。その数なんと………〇〇〇!!!

いやごめん、調べるのだるいから、やめとく。とりあえず、まぁ、めっちゃ多い。駅の周りなんて、少なくとも絶対一つはラーメン屋がある。なんなら駅前の中華料理屋さんにだってラーメンはある。ラーメンは生活に溶け込み過ぎている。そしてラーメンには歴史や種類、派閥など、ラーメン通は何億通りもの「ラーメン」と名付けられた食べ物を見ていることだろう。

何回ラーメンって言うねん。ラーメンって言いたいだけやろ。すみません、続けます。

そんなラーメンの代表的な「〜系」の一つが、「ラーメン二郎」にインスピレーションを受けて開発された二郎系だ。にんにく、背脂、もやしに、麺に、あれをこうしたラーメン(こーゆー間違ったらあかん系の情報書くん難しい)。とりま、台湾にはラーメンがない。あるのはあるけど、1回食べたけど、うーん、うーん……嘘はつかない方がいい。嘘はつきたくないので本当のことを言います。値段はめっちゃ高いのに、「★2.3」ぐらいの味がするんです(※個人の感想です)。旅行先の現地で食べた料理を日本で食べたときのあの物足りなさみたいな感覚です。

それぐらい台湾でラーメンを探すのって、大変なんです。そんな中で見つけた台湾版二郎系を味わっていただきたい! というわけで、話の筋がもう2度も逸れていますが、ご紹介していきたいと思います!!

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「徳恵米粉湯」に到着!

「徳恵米粉湯」は台北市中山區(ぞんさんく)に位置する、食堂です。中山區は、パートナーいわく都会らしいです。

都会と言われると、東京都内みたいな感じを私は想像してしまうのですが、台湾の都会ってのは一味違う。建物に風情があり、何で生計を立てているのか分からない謎の店が多く、小さいご飯屋さんのショーウィンドウには、肉や野菜などの食材が丸裸でどーん! と、置かれている。

食材丸裸はこんな感じ

冷蔵庫もあるのに、ショーケースに置いている場合が多い。厨房は見える形(オープンキッチン)が多くて、作ってくれた人の顔も、なんか言い合っている様子もすぐ伝わる。私はその風景がめっちゃ大好き。「これから私はこれを食べるんだ、この人たちが作ってくれたんだ」って気持ちにすごくなれる。

「徳恵米粉湯」に来たのは、取材を含め6回目。ここは、話を聞いたところ30年以上続く台湾料理の老舗だそうです。どうりでおいしいわけでした。ジャンル的にいうと、ここは小吃店(Xiǎochī diàn)。滷肉飯や、麺、野菜炒めなど、台湾のローカル料理を提供するお店のことを指す言葉だそうです。毎日骨から出汁をとり、ラードを使用し、台湾特有のスパイスを配合させて調理しているので、深い旨みと日本では食べられない現地の味を存分に堪能できます。

今回注文したラインアップはこちら!

🍜台湾FOOOOD記Vol.1 好吃メニュー🍜

🥢(乾)意麺 ((Qián) yì miàn)
私的台湾二郎系
🥢肉丸 (Ròu wán)
これは某ジブリアニメのお父さんが食べていたやつ
🥢燙青菜 (Tàng qīngcài)
青菜を湯がいた料理
🥢貢丸湯 (Gòng wán tāng)
時短肉団子スープ ※後ほどわかります。

毎回行くたびに絶対会える、ボスっぽいお母さんが、今回はサービスで謎のデカネギをくれました。なんの料理かよくわからなかったけど、焼いたデカネギうまかったです。

裏メニュー? 謎のデカネギ料理

お母さんに「私が頼んだもの中で、何が1番おいしい? 何がおすすめ?」って聞いたら、「全部」とのこと。そりゃそうよな。

てなわけで、「めがねの! 食レポコーナー!!」開催します。

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「めがね、レポります!」

🥢“台湾版二郎系” こと「(乾)意麺((Qián) yì miàn)」

全部おいしいというのは置いておいて、私がここで1番おすすめしたいのは、“台湾版二郎系” こと「(乾)意麺((Qián) yì miàn)」です。料理が到着します。

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早速、胡椒と辣椒(Làjiāo=唐辛子と油が入っている辛うまい調味料。ここのは手作りだそう)を、ぶっかける! そして、混ぜる!! 混ぜまくる!!!

メニューに(乾)と書いてあるのは、文字通り「汁なし」の意。だけど、下に旨み成分たっぷりの骨から出汁をとった豚の汁が少しだけ入っているので、プラスαの調味料とすべてが混ざるようにガン混ぜしたら完成。いざ実食。

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うめぇええええ!

ガツンとくるニンニク、細平べったい袋麺みたいなチープな感じの麺、深みのある豚肉のスープ、超うめー。本当に笑っちゃうぐらいおいしい。何回食べてもおいしい。

実は取材1日目、写真が下手すぎて次の日にもう1回来てまして。だがしかし、2日連続食べてもうめぇえええ。(ご飯のレベルは毎日上がるのに、写真のレベルは上がらない。上げたい……)

2日間取材しにきたので周りの皆さまが何を頼んでいるのかチラッと拝見したのですが、絶対この麺は頼んでいました。ってことは、ここの名物じゃね? と読んでおります。

恋人や老夫婦、テイクアウトするおじさん、仕事の合間に食べているであろう、おばさま。女の子2人で来ていたギャルも、ガンガンにんにく強めのこれを頼んでいた。

なんか、うれしくなっちゃった。全く知らないと人と、同じものを食べている。多分みんなおいしいって思っている。

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へへへ〜。

ふと気づいたのですが、1人でささっと食べる人があんまりいない。もちろんいるけど、なんだろ、みんな自分のペースでゆったり食べている気がします。

気になってパートナーに質問したところ、「外食は当たり前だよ、俺の周りの人はさ、作る方が珍しい。だから外行く、早いじゃん! 誰かとご飯を食べる方が幸せじゃん」とのこと。

忙しいから作ってはあげられないけど、一緒に食べる時間はある。台湾の人のその心意気がすごく好き。

もう一つ、いつも気になっていること。だいたいどこの小吃店に行っても、40〜60歳ぐらいの「もう自立した子どもが2人いるよ〜」みたいな、仲良さそうな夫婦がご飯を食べていることが多い。特に会話をしているわけじゃないけど、なんだか2人の空気がある。あと、食事が終わった後、よく喋ってる。ここの店にも2日間来てみたところ、そんな仲良し夫婦は合計で3組いました。

🥢某ジブリアニメのお父さんが食べていた「肉丸(Ròu wán)」

「肉丸(Ròu wán)」小 NT$45

お次はジブリ様様でお馴染みの「肉丸(Ròu wán)」。よくネットで見かける「肉圓(bah-oân)」はさつまいもと片栗粉で固めたもの。「肉丸(Ròu wán)」は中に肉や野菜を混ぜて生地で包んだもの! 同じようにぷるぷるでモチモチちゅるんとした感覚を楽しめる食べ物です。

そして、ここにも辣椒をどーん!!!!(何でもかけるやん)

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辣椒かけました

味はお店によって違うけど、ここのは骨からとった出汁の味と甘い醤油っぽい味がする。いうまでもなく、うめぇ。

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某お父さんのように「どゅるるる」っと、食べているところを写真に撮ろうと思ったのに、うまくいかず!!!!

🥢“ガツンと料理”の箸休めにピッタリの「燙青菜(Tàng qīngcài)」

「燙青菜(Tàng qīngcài)」NT$40

この「燙青菜(Tàng qīngcài)」は、多分小松菜かな? 少し薄味なのが、さっきのガツンときた麺と肉丸の箸休めにちょうどいい。台湾で食べる中華料理は濃い味付けというより、割と薄めな気する。

薄味大好きの関西人めがねちゃんにはちょうど良い。

🥢名付けて“時短肉団子スープ”貢丸湯(Gòng wán tāng)」

「貢丸湯(Gòng wán tāng)」小 NT$30

最後にいただく「貢丸湯(Gòng wán tāng)」は、ネギと何やらよくわからない肉が混ざったつみれのスープ。ここにもだいたい胡椒をぶっかける。ほんま何でもかけやがる。これは日本でも頑張ったら作れそうな中華スープの味。

「このスープは団子なのに、なんでお花みたいな形をしてるの?」とパートナーに質問したところ「切った方が早く火が通るじゃん!」とのこと。

時短だ……めっちゃ時短スープだ。

今回のお会計は、4品で合計NT$160。日本円にすると、このときはレート4.6ぐらいだったので、736円ぐらい! やっ、安い……。日本で食べる安めの1人ランチより安い……。

と、旅行に行きたくてうずうずし始めたところで、激ヤバ情報。これ知らないと台湾飯がちょっとつらくなっちゃう情報です。

💡めがねの台湾ワンポイントアドバイス

台湾の小吃店には、だいたい飲み物が……ありません!!!!!

ですので、前もって買っておきましょう! 「徳恵米粉湯」はもちろんのこと、だいたいの飲食店が持ち込みOKです(※要確認)! ちなみに、「徳恵米粉湯」から出て左に20歩ほど歩くと、何でも売っている謎のコンビニみたいなの(「美廉社」)があります!!!

徳恵米粉湯でご飯食べるときはいつもここで水を買うのですが、せっかく記事書くから冒険しようと思い、今回はお茶の葉っぱがまんま入っている、パイナップルティーを買ってみました!!!

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しかも! 明日賞味期限とのことで、特別特価! NT30(日本円にして、約138円)

いやーん、うれしいわぁ、安く手に入れられた〜(にこっ)。

味は、めっちゃシロップの味がした!! うん、まぁいいだろう! ちなみに金額を聞きたいときは、「多少錢?(duoshaoqian?)」と聞いてくださいね! 教えてくれます!(あらすごい! この記事を読めば、中国語で買い物もできるようになるのね!)

あ、ちなみに、台湾は現金主義なお店が多いです。あと、黄色いタクシー(Uber)は、UberのApp上でお支払いしない限り現金で払わないといけないので、旅行に行かれるときは現金たくさん持っていってくださいね!

では、良い旅を!

■店舗情報

「徳恵米粉湯」
住所:No. 111-1號, Dehui St, Zhongshan District, Taipei City, 台湾 10491
最寄り駅:中山國小駅から徒歩10分
営業時間: 木〜火 9:00〜20:00
定休日:水曜日
WEB:德惠米粉湯

Text:めがね
Photo:ジェリー
Edit:那須凪瑳

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YouTuber・俳優
めがね

生年月日:1999年6月5日/H162cm/ 株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント所属。 大阪府出身のYouTuber・女優・タレント。 自身のチャンネル「めがねっとわーく。」では、チャレンジ動画からメイク動画、コント動画、短編映画まで、さまざまなジャンルにトライする個性全開の動画が話題となり、同世代の女性を中心に支持を得る。 YouTubeだけでなく、現在は映画やドラマなどにも出演し女優として、またタレント・MCなどでも活動の幅を広げている。 YouTubeチャンネルの登録者数は35万を超える。
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