menu
close
loading...
Special特集
close
Tags
share:
  1. top/
  2. Review/
  3. 総論:炊きたてごはんはメーカーによって傾向がある
Review

石井和美の家電やりすぎ比較レビュー<炊飯ジャー>

総論:炊きたてごはんはメーカーによって傾向がある

author: 石井和美date: 2022/10/01

プロ家電レビュアーの石井和美さんによる、高級炊飯ジャーのまとめを発表。全6モデルがそろった今回だが、どれも特徴的な傾向を持ち、自分に合った機種を選ぶことが大事だ。では一挙に1~6位までを振り返ってみよう。

どれも満足度は高いが自分のライフスタイルに合わせるべき

今回は10万円を超えるプレミアムクラスの炊飯ジャーを比較してみた。さすがにこのクラスになるとごはんについては本当に美味しい。炊きムラが少ないので、全体的にふっくら、つやつや。ただ、それぞれのモデルによって炊き上がりの傾向が異なるので、自分好みの食感や味を見つけることが大切だ。

また、家族の食事時間がバラバラで保温をするなら保温が優れているタイプ、玄米などの健康米が多いのであれば健康米モードが充実しているタイプ、まとめて炊いて冷凍するなら解凍後のごはんが美味しいタイプなど、好みやライフスタイルに合わせて選んでほしい。

お手入れについてはどれも大変ではなかったが、落として割れるような重い内釜は使いにくいと感じる方もいるかもしれない。重さについても個人の感じ方によって異なるので、そのあたりは家電量販店などに行って、実物を持ってみたほうが安心だ。

1位 タイガー魔法瓶「土鍋圧力IHジャー炊飯器〈炊きたて〉土鍋ご泡火炊きJPH-S100」

最⾼温度約280度でごはんの⽢みをより深く引き出す「⼟鍋ご泡⽕ほうび炊き」に新技術「連続ノンストップ加熱」を採⽤。

今回試した中では土鍋を採用した唯一のモデルで、熱伝導率は土鍋が金属より圧倒的に低く、じっくり加熱して冷めにくい性質のため、炊飯ジャーのような閉ざされた中で炊飯を行うと、吹きこぼれてしまったり、蒸らすときに温度を下げにくかったり、非常に温度管理が難しいが、新技術によりうまく制御している。

実際に食べてみると甘さが強く、もちもちだ。かまどで炊いたようなごはんで、弾力が強いごはんが好きな方にぜひ選んでいただきたい。少量炊きも専用の蓋がついており、べちゃっとならずに炊くことができた。釜は土鍋なので少々重いが、操作パネルなどもシンプルで使いやすく、全体的に高得点だった。

2位 三菱電機「本炭釜 紬 NJ-BWD10」

今回試した中では唯一圧力をかけないモデルで圧力系独自の粘りが少なく、しゃっきりとした透明感のあるごはんが特徴だ。圧力をかけると一定のもちもち感を引き出すことができるが、このモデルはそれがないので米の種類や質によって仕上がりも左右される。

そのぶん、美味しいお米を使うと、とびきりの香りを楽しむことができる。かためのごはんが好きなので、個人的にはとても好みの味だった。何より驚いたのは、玄米。圧力をかけないのでかために仕上がるかと予想していたが、口に残らず、香りを楽しみつつ、中の弾力まで感じ取ることができ、今回試した中で一番美味しいと感じた。

こちらも本炭釜なので落とすと割れる可能性はあるが、粒立ちのよいごはんが好きな方であればかなりオススメだ。

2位 象印マホービン「炎舞炊きNW-FA10」

他社が「銘柄炊き」機能を搭載する中、「わが家炊き」「炊き分けセレクト」といった機能で、ユーザーの好みに合わせて炊飯するスタイル。合理的で、個人の好みに合わせて炊けるので、この方式は個人的にとても気に入った機能だ。

「3Dローテーション IH構造」 で弾力も強く、甘さも十分に感じられるごはんのほか、かたさなども自分好みに微調整しやすいので、常に満足度が高いごはんを楽しむことができる。炊きたてごはんはトップクラスの美味しさだ。内釜は少々重いが、金属製なので落として割る心配はない。

4位 パナソニック「スチーム&可変圧力IHジャー炊飯器 SR-VSX101」

パナソニックの炊飯ジャーといえば「みずみずしさ」が特徴。スチームを使っているのでつやつやしており、のどごしのよいごはんだ。保温時もスチームの効果が効いており、長時間保温した後もつややかで美味しいごはんに感激した。

IoT機能はすばらしい。アプリと連動しており、接続すると「毎年変わるお米の出来映え」に合わせてアップデートをしたり、問診に回答するとおすすめの銘柄を提案してくれたり、ユーザーに合わせてさまざまな使い方ができる。これは他社にない機能で、とても楽しい機能だった。

4位 東芝ライフスタイル「真空圧力IH RC-10ZWT」

ごはんの香りがよく、かたすぎず、やわらかすぎず、ふっくらしていてどんなおかずにも合う。他社のように個性を強めに出さず、食べやすいごはんだ。真空で保温したごはんはとても美味しく、炊きたてのようだった。

保温もするなら、ぜひ注目していただきたい製品だ。また、操作部はカラー液晶でコントラストがはっきりしており、見やすい。操作ボタンがまわりにずらりと並んでいるものもあるが、それもないのでスッキリしたデザインで、迷わずにさまざまな設定変更ができた。

4位 日立「ふっくら御膳 RZ-W100FM」

しっかりとした粒立ちで、かみ応えがあるごはんに仕上がる。輪郭がハッキリした、かためのごはんが好きな方のおすすめしたい。スチーム機能も搭載されているので、パサつくこともなく、保温しても、冷めても美味しい。また、蒸気カット機能も、置き場所を選ばず置くことができて便利だった。内釜は軽く、お手入れもシンプルで、我が家のように毎日お米を炊いているような家庭では使いやすい炊飯ジャーだ。 どのメーカーも共通していたのは、エントリーモデルと比較するとムラが少ないこと。全体がふっくらと炊き上がるので、べちゃっとする部分がなく、美味しい。また、デザインも現在流行のモノトーンで、キッチンに馴染む。フラッグシップモデルなので価格は高めだが、価格に見合った製品ばかりだ。自信をもっておすすめしたい。


author

家電プロレビュアー
石井和美

家電をレビューするため「家電ラボ」を開設、小物家電から冷蔵庫や洗濯機などの大型家電のテストも行っている。製品レビューや家電についての解説はWEB、雑誌、ラジオ、テレビなどで発信している。ライター、家電コメンテーター、家電コンサルタント。
contactcompany&staffadvertisingterm of useprivacy policy
Follow us!!
Copyright © Connect Beyond. All Rights Reserved.