MENU
search icon
media
Beyond magazineでは
ニュースレターを配信しています
検索
Tags
  1. TOP/
  2. エンタメ/
  3. ドンキの激安スチームトースター「ザ・陶スター」がスゴかった
エンタメ

まさかのサクサク、ふわふわ!

ドンキの激安スチームトースター「ザ・陶スター」がスゴかった

author: 石井和美date: 2022/07/13

蒸気とヒーターを使って焼くことで、パンが劇的に美味しく焼けるスチームトースター。外はこんがり、中はしっとりとした食感が特徴です。人気が高いため、さまざまなメーカーから販売されていますが、ここ数年は高級モデルだけじゃない選択肢も増えてきました。
その中から、美味しく焼けて、しかも価格が安い、ちょっとユニークなアイテムをご紹介します。

とにかく低価格。なのに美味しく焼ける

「スチームトースター」とは、最初に水を入れ、スチームを発生させてからこんがりと高火力で焼き上げるトースターのこと。スチーム量や温度などの細かい制御を行うため、高級モデルは2~3万円という高価格帯です。

ですが、今回ご紹介するドン・キホーテのスチームトースター「ザ・陶スター」は、なんと3278円(消費税込)。スチームトースターの中では激安ですが、実際に使ってみると、意外にもサックリふわふわで、小麦の香りもちゃんと楽しめるトースターなのです。

スチームトースター風!? ちょっと変わった方法で焼き上げます

肝となるのは「陶器製スチームプレート」。陶器製スチームプレートを水で浸してから、くず受けトレーにセットしてから庫内に入れます。水を直接入れるわけではありません。

ONにすると陶器製スチームプレートのすぐ上にあるヒーターが高温になるので、陶器製スチームプレートの水分が蒸発。庫内に蒸気が充満して、2分半~3分程度で中はふわふわ、外はサクサクのトーストができあがり。とても原始的ですが、十分な美味しさでした。

くず受けを取り出すと「陶器製スチームプレート」があります
「陶器製スチームプレート」を外します
水に浸します

価格が約9倍の高級モデルとの違いはココ

スチームトースターの代表といえば、バルミューダ「BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)」やシャープ「ヘルシオ グリエ」ですが、やはり「焼きムラの少なさ」では本家に劣ります。本家はスチームを充満させてパンにしっかり水分を閉じ込めてから、一気に高温で焼き上げます。温度などの制御を細かく行っており、両面がムラは気になりません。

「ザ・陶スター」は、水で浸した陶器を入れるため、下側の温度が若干下がり、パンの裏側の焼き色は少し薄くなります。そのため、噛んだときの食感も少しだけ違和感がありました。

ちょっとムラが気になりますが、意外と「陶器製スチームプレート」が機能しているので驚きました
中はふんわりとしています

もうひとつ気になるのが、庫内がかなり小さいこと。四角い食パンが2枚同時に焼けるものの、山型パンは1枚だけしか焼けません。ただ、庫内が小さいぶん、外寸もコンパクト。まるで高級モデルのように機構が複雑ではないので、置き場所に余裕がないのであれば魅力的なサイズ感です。

また扉はミラータイプなので、デザインはちょっとおしゃれ風。ふだんは中が見えにくく、焼いているときは中が明るくなるので、焼き加減が確認できます。これで税込み3000円強というのは、お買い得といえるのではないでしょうか。

最初は価格が安すぎるので期待はしていなかったのですが、十分美味しく焼けたので、正直言って予想外でした。手軽に美味しいトーストを楽しみたい方は、ぜひお試しください。

author's articles
author's articles

author
https://d3n24rcbvpcz6k.cloudfront.net/wp-content/uploads/2021/05/036.jpg

家電プロレビュアー
石井和美

家電をレビューするため「家電ラボ」を開設、小物家電から冷蔵庫や洗濯機などの大型家電のテストも行っている。製品レビューや家電についての解説はWEB、雑誌、ラジオ、テレビなどで発信している。ライター、家電コメンテーター、家電コンサルタント。
more article
media
maco maretsが選ぶ秋のさびしさに寄り添ってくれる5冊
エンタメ
date 2024/10/30