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限界を軽々超えてくる積載量

ソロキャンプ用に買ってよかった激安ミリタリー・バックパック

author: 武者良太date: 2021/09/02

良質なキャンプ道具が高くて買えなかった90年代から時は過ぎ。アマゾンのおかげで海外のハイコスパなグッズが簡単に手に入る時代となりました。大型のバックパックも、そう。5000円でお釣りがくるほど安いのに、タフでペイロード(運搬能力)も多い。こんなハイコスパなミリタリーバックパック、見逃してはなりません。

車を使わないソロキャンパーにぴったり

旅が好きです。バイクで、LCCで、青春18きっぷで、宿の予約をせず風の吹くまま気の向くままブラりと旅立ち、目ざとく見つけた立ち呑み店に行ってはホッピーと煮込みを頼んで地元の常連さんと盛り上がるのが好きです。

2020年以来、そんな楽しみ方ができなくなりました。悲しいかな。だからといって巣ごもりばかりになっちゃうのはメンタル的によろしくない。そうだ、ソロキャンしよう。キャンプ場近くのスーパーで仕入れた地の食材で1人パーティしよう。

久しぶりのマイブームが再燃し、数十年前から使ってきたキャンプ道具ラインナップを刷新してきたこの1年半。これは買ってよかった、失敗したの連続のなかで、積極的に推していきたいアイテムとの出会いもありました。

そのなかでもProCase...といっても業務用ハードケースを作っているブランドとは別で、スマホケースやコスメポーチを作っているメーカーの48Lバックパックがよかった。karrimor SFや、MYSTERY RANCHのようなヒストリーはないけど、5000円以下のプライスにしては収納力抜群で、車を使わないソロキャンパーにとって頼れる存在なのです。荷物を満載しても荷崩れしにくく背負いやすい。バイクや電車&バスでの移動も、歩きであっても移動しやすいところがサイコーにステキ。

YouTuberでソロキャンパーのヒロシが勧めていたSeibertron(サイバトロン)のタクティカルバックパック(30~40L)にするかと悩んだけど、カタログスペック上はProCaseのほうがペイロードに余裕あり。実際に使ってみると40L前後の容量じゃないか、と思えてくるのですが、パンッパンになるまで荷物を入れまくることがまずなかったので、使い潰して自宅での小物入れとしてお役御免とするまで付き合ってみます。

自由気ままなカスタマイズ性能が気に入った

見た目から雄々しく伝わるように、コイツはガチめなミリタリーリュック。生地が分厚く、ファスナーの動きもしなやか。防水性は付属のレインカバー次第だけど、濡れて困るものは防水ポーチに入れるから大丈夫として、重い荷物でも着実に運べそうなところが気に入りました。

全身に装備された数多のMOLLE SYSTEM(モールシステム) PALSウェビングが頼もしい。1インチ幅のウェビング(帯)が縫い付けられてループ状となっており、同じくMOLLE SYSTEM準拠のポーチやバッテリー、カラビナの類を思う存分取り付けられます。この自由気ままなカスタマイズ性能は、人気ゲーム「デス・ストランディング」の主人公サム・ポーター・ブリッジズの装備のようでかっこいい。

フロント側には、Googleマップ専用スマホであるファーウェイP20 Pro入れとして、懐かしのBOBLBE-E製ハードポーチANIARAをパイルダーオンしてみました。最近はスマホのサイズが大型化大画面化してきているので、もうひと周り大きいハードポーチを探していますが、さて見つかるかな。

あまったベルトは、ポーチと同色のウェブドミネーターで丸めて固定。1インチ幅のベルクロテープでもいいのですが、これだと周囲にひっかかりにくくなるし、ストラップ類が動かなくなります。ベストサイズをキメたあとに、いつでも同じ背負い心地となるので、他のバックパックを使っている方にもオススメです。

想像以上の積載力にびっくり

では、肝心の収納力をごらんください

01. 48Lバックパック
02. エコバック
03. クッカー、OD缶、シングルバーナー
04. 折りたたみ椅子
05. コット
06. タープ
07. MOLLEポーチ
08. ポール、ペグ
09. 3シーズン用寝袋
10. テーブル
11. 焚き火台
12. テント、グランドシート
13. ポーチ
14. ナイフ
15. のこぎり
16. ナイフ
17. トング
18. ライター
19. 手斧
20. 網

いやあ。想像以上に入ってびっくりした

テントと寝袋はサイドにくくりつけているし、ポーチやエコバッグも外側にあるけど、それでもコレだけのアイテムを一気に運べるなら十分でしょう。酒瓶の2本も足して、ノートPCとiPad、大型のモバイルバッテリーを入れてのワーケーションにも対応できますから。

ただ、ここまでフル装備で出かけるということはまずありません。整備されたキャンプ場ならコットは外すし、初夏~秋だったら寝袋も不要。代わりにミリタリー仕様のサイドバッグをつけてお土産スペースとするか、そのときに使いたいカメラを持っていっちゃいますね。

とはいえ、ソロキャンプでも快適な空間を作るために欲しくなる装備を一気に運べる積載能力は保証します。

そうそう、ジンバルとミラーレスカメラ、レンズ5本、三脚とマイクを一気に運ぶためのキャリングケースとしても使えます。最近動画撮影の仕事が増えてきたので、機材を一括して運べるリュックとなるのもありがたい。

なんといってもメイン気室の開き方がダイナミックですばらしくないですかコレ。5000円で買えるリュックとして、キャンプ目的じゃなくてもオススメですよコイツ。

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ガジェットライター
武者良太

1989年にフリーライターとして活動開始。株式会社三才ブックスに入社して編集職に就き、退職の後にフリーライター/カメラマンとして活動再開。2021年で執筆・編集歴32年。現在注視しているフィールドはIT、IoT、スマートフォン、デジカメ、モビリティなど。1971年生まれ。元Kotaku Japan編集長。
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