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サステナブルな私物

ガジェットライターが10年愛用するのヘッドホン。「DJ遊びにはゼンハイザーが欠かせない」

author: 武者良太date: 2022/11/23

近年、オーディオ&ビジュアルやデジタルなモノの中でも環境に配慮した素材を使っているモノが増えてきました。良いことです。しかし自分で購入しているモノを見渡してみると、環境性能には目を向けていないことに気が付きます。ポチッているのは一に機能性、二にデザイン、三、四がなくて五にサイズ。「サステナブルな私物」というテーマのコラムを記すには無理かな…と思っていたのですが、「頑丈で壊れないために長年愛用している(=買い替えないから地球に優しい)」でもいいと言うじゃないですか。あります! 2012年に購入したゼンハイザーのヘッドホン「HD25 Amperior」がありますよ!

DJからも高く評価される「HD25」シリーズ

長らくヘッドホンを愛してきた皆さまであれば、1度はゼンハイザーの「HD25」を試したことがあるでしょう。初代モデルが登場したのは1988年の昭和末期。ヘッドバンドが分割して頭にしっかりとフィットする。右側のハウジングを回転させて片耳で聴くことができる。これらの機能はすべて、レコーディングスタジオや屋外での映画の撮影現場などの需要に合わせたものでした。モニタースピーカーから流れ出る音やフィールドの音を聞き取りながら、いまマイクで捉えている音を着実に掴み取れるようにと編み出された構造なのです。

一般ユーザー向けに快適性を重視したモデルとは生まれも育ちもまるっきり異なるTheプロフェッショナルモデル。それならよほどいい音がするのでは!? と思うかもしれませんが、スタンダードは「HD25」を聴いてみると抑揚が感じられにくく、地味ぃな音だと感じてきます。何か味付け忘れた? 塩を振り忘れた? ってくらいに。

だからこそ、音の善し悪しを着実に聞き分けられるモニターヘッドホンとして、世紀を超えて評価され続けてきたんです。「HD25」シリーズは。特にキックドラムの音を捉える力に優れていたため、DJからも高く評価されました。

一般ユーザー向けに着色してるけどDJ用にはベリグー

現在僕がDJ遊びをする際に使っている「HD25 Amperior」は、2012年に販売されたバリエーションモデルです。ハウジングの素材が樹脂からアルミへと変更され、シルバーとブルーの2色が発売されました。インピーダンスも低くなり、鳴らしやすくなりました。

コイツの音ですが、スタンダードな「HD25」と比較するとドンシャリ目で華やかなんです。中域のゴリゴリした密度が多少和らぎ、高域に伸びやかさがトッピング。低域もわずかに柔らかくなり、聞き疲れしにくい個性を得ました。また耳と頭から絶対ハズレない「HD25」は側圧が強いことでも有名でしたが、「HD25 Amperior」はこれまた少しだけど優しくフィットするようになっていたんですね。

2012年といえば、ポータブルオーディオの世界でハイレゾブームが席巻中。高級DAPが次々と登場していき、スマートフォンにも接続しやすいUSB/Lightning DACアンプも増えてきた時代でした。いい音を持ち歩ける市場に合わせて、リスニングしやすいチューニングモデルとして「HD25 Amperior」が登場したのです。

だからこそスタンダードな「HD25(当時のモデルはHD25-1II)」の愛好家からは、「ナメた音がしてる」「ゼンハイザーも日和りやがって」という声が飛んできたのですが、それはまた別のお話として。

いいんですよ。今聴くとコイツの音がいいんです。ストリーミングサービス向けに音圧を調整し、それでも波形が海苔みたいにべたーっとはならずに、出るところは出るひっこむところはひっこんでるグラマーなサウンドがいくらでも楽しめる今の時代に使うと、硬軟併せ持ったトーンを奏でられる「HD25 Amperior」の個性が生きてくるんです。特にEDMとの相性がいい。シンセの音も生楽器の音もエッジがパリッと立ちつつも余韻もしっかりと聴き取れちゃう。

壊れた(壊した)原因は非互換パーツを使ってしまったため

肌や髪に接触するパッドは「HD25」シリーズ共通のパーツが使えます。そして「HD25」シリーズは何度かのリニューアルを行いながら、現役続行販売中。古くから多数のモデルが売られてきただけあって、サードパーティからもパッド類が販売されています。ヘッドバンドやハウジング、ドライバーさえ破損させなければ、ずーっと使えるヘッドホン。

の、はずなのですが、2012年の当時の僕は大きなミスをしてしまいまして。「HD25-1II」用に販売されていた4芯の黄色ケーブルに交換した際に、ケーブルを停めるパーツを壊してしまったんです。実は「HD25-1II」と「HD25 Amperior」は細部の構造が異なり、そのまま装着するのは無理がありまして。それと知らずに改造した結果がパーツ破損。悔やみきれないし、今でも破損箇所を見ると心が痛むのですが、「マニュアルはちゃんと読もう」という反面教師にもなりました。


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ガジェットライター
武者良太

1989年にフリーライターとして活動開始。株式会社三才ブックスに入社して編集職に就き、退職の後にフリーライター/カメラマンとして活動再開。2021年で執筆・編集歴32年。現在注視しているフィールドはIT、IoT、スマートフォン、デジカメ、モビリティなど。1971年生まれ。元Kotaku Japan編集長。
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