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石井和美の家電やりすぎ比較レビュー<衣類乾燥除湿機>

第3位:シンプル機能で高コスパのアイリスオーヤマ「IJC-H140」

author: 石井和美date: 2021/07/21

梅雨時だけでなく、花粉やPM2.5などの付着を防ぐため、室内干しをする方がここ数年で増加している。室内干しをするとなかなか乾かず、特有のニオイなどが気になるが、除湿機があると短時間で乾く。最近は「除湿機」ではなく「衣類乾燥除湿機」と称されるタイプが多くなり、除湿をしながら洗濯物に風を当て、効率よく乾かせるタイプが人気となっている。今回は除湿力や風の方向、お手入れなども含め、バランスのよい製品を高評価とした。

・「除湿機能」では湿度を85%にした3畳ほどの部屋で30分後の湿度を計測。自動モードで取扱説明書通りの設定湿度なれば高評価

・「風の届きやすさ」では、フラップやルーバーの動きを細かく設定でき、洗濯物の量に合わせて風向きを変えられるかどうか検証する

・「操作性」では、主に操作パネルの使いやすさを検証。風向き設定などのわかりやすさなども評価する

・「お手入れのしやすさ」では、水タンクの取り外しのしやすさ、持ちやすさを実際に使ってチェックする ・「持ち運びのしやすさ」は、キャスターの動きやハンドルの使いやすさを検証する。重さが10kgを超えている製品が多いので重要だ

自動で動くルーバー搭載なのに価格は手ごろ

brand アイリスオーヤマ

Item  IJC-H140

price 3万7584円

spec
除湿方式:コンプレッサー方式
定格除湿能力:12.9L/日(50Hz) 14.0L/日(60Hz)
外形寸法:高さ590×幅346×奥行250mm
質量:12.7kg
タンク容量:約3.8L

 

「IJC-H140」の特徴

 上面に青いLED照明が光る、特徴的なデザインの衣類乾燥除湿機。少ない電力でパワフルに除湿・乾燥できるコンプレッサー式の衣類乾燥除湿機で、容量約3.8Lの大きなタンクを備える。長時間使用したいときは、ホースをつないで連続排水も可能だ。

除湿量は14L/日(60Hz)で、衣類から飛ばした湿気をパワフルに取り除く。大容量除湿で、洗濯物に対応している。 湿度設定は40、50、60、70%、連続から選択可能。湿度センサー搭載しており、除湿時は設定湿度に達すると除湿を停止し送風運転に変わる。

また、フラップが上下に自動でスイングする「オートルーバー」を搭載しており、洗濯物にまんべんなく風を当てることができる。切タイマーは1、2、4、8時間から選ぶことができ、切り忘れ防止機能も備える。

除湿機能

湿度設定を50%にしたところ、テスト結果は49%。設定湿度に近く正確。室温と湿度を見ながら快適な湿度を保つ“自動モード”などは搭載されていない。

風の届きやすさ

ルーバーは上下に自動で動くが、角度は選べない。また、左右のスイングもないので、洗濯物に対しての置き場所を考える必要がある。

操作性

機能がシンプルなのでボタンが少なく、初心者はでも操作しやすい。文字が大きく、黒地に白の文字はコントラストもはっきりしているので迷わず操作できる。

独自機能

操作部にある青色のLEDが目立つ。就寝など、まぶしい場合は消灯もできる。衣類除湿乾燥機としては珍しいデザインで、操作部は黒い。

お手入れのしやすさ

横幅が大きく、独特な半円状の形状になっており、本体にもどすときはきちんとはめる必要がある。持ち手がないので両手で持つのも少々不便だった。

持ち運びのしやすさ

今回試した中で本体は一番軽量だが、取っ手が一つしかなく、両手で支えられないのは少々怖い。裏側にはキャスターがあり、なめらかに動く。

基本性能はしっかり抑えた
シンプルな衣類除湿乾燥機

 電気代を抑えられるコンプレッサー方式を採用しており、除湿能力は14.0L/日(60Hz)と高い。さらに上下に動く自動ルーバーを備え、連続排水にも対応しており、3万円台と控えめな価格が魅力の衣類乾燥除湿機だ。

風はパワフルで衣類乾燥機としても優秀だ。ルーバースイングモードにすると上下に動く。ただ、角度を設定することはできず、横方向にも動かないため、スポットで洗濯物を当てたり、横に拡げて洗濯物を干すのには向いていない。市販の室内物干しなどに干すとちょうどよく、角度が合えば風は勢いよく当てられるので、2人分程度の洗濯物に向いている。

室温に合わせた湿度にするオートモードはないものの、40~70%で調整できる。除湿力は高いので、10畳程度の部屋でも設定した湿度までしっかり除湿できた。

 排水タンクは形状が独特で、洗いにくい構造となっている。1カ月に1回程度、内部を洗う必要があるが、細い場所が多く、手が入らない点は気になった。また、取っ手がないのは今回試した中で同モデルだけとなっており、移動の際は両手で持たなければならなかった。

 デザインは黒を基調とした操作パネルがユニークで、青いLEDライトとランプは目立つ。女性だけでなく男性にも好まれそうなデザインかつ、ボタンも見やすく操作しやすい。高機能なモデルはボタンが多くわかりにくさを感じることもあるが、シンプルな操作性で誰でもすんなり使い始めることができそうだ。

衣類乾燥と除湿の基本機能を備え、3万円台で購入できるハイコスパモデル。1~2人分の衣類乾燥と、部屋の除湿をしたい方にぜひチェックしていただきたい。


石井和美

author
家電プロレビュアー
石井和美

家電をレビューするため「家電ラボ」を開設、小物家電から冷蔵庫や洗濯機などの大型家電のテストも行っている。製品レビューや家電についての解説はWEB、雑誌、ラジオ、テレビなどで発信している。ライター、家電コメンテーター、家電コンサルタント。