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アメリカのバス移動はスマホ利用が断然お得!

海外旅行が復活! スマホを使ってラスベガスを格安移動してみた

author: 山根 康宏date: 2022/12/21

感染症の蔓延もある程度落ち着き、海外への渡航もようやく自由になりつつある。しかし、円安も拍車をかけてまだまだ以前ほど安い価格の航空券が出てこないうえ、滞在先での出費もバカにならないのが現状だ。筆者は年に数回ラスベガスに取材に出かけているが、最近はスマホを活用することで現地の滞在費、特に交通費を安く抑えている。すべての人の参考にならないかもしれないが、ラスベガスでの移動をどのように節約しているかを紹介しよう。

海外旅行や出張に行く敷居もかなり低くなった

ラスベガスに行くのに、まずなくてはならないのは海外ローミングでデータ通信ができる回線だ。今はドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルそれぞれがお得な料金で海外でもそのまま使うことができる。特にドコモ系の「ahamo」は20GB、楽天モバイルは2GBを海外で使える。

また、ソフトバンクの「アメリカ放題」はアメリカで無料で使える。筆者もアメリカではソフトバンク回線を使っている。格安SIMの「MVNO」を使っている人は、アマゾンなどでアメリカ用のプリペイドSIMを買うなどして現地回線を用意したい。

アメリカで一番安くスマホ使えるソフトバンクのアメリカ放題

今回使った端末はオウガ・ジャパンが日本で販売するOPPO「Reno7 A」だ。「Reno7 A」は、本体は175gと軽量でおサイフとNFC機能を搭載している。メインカメラは4800万画素、フロントカメラも1600万画素と高画質なので旅行中、出張中の写真撮影にも十分使える。

4万円台で買えるOPPO「Reno7 A」

バス移動でスマホが大活躍

さて、ラスベガスの空港に到着後、ホテルまではタクシーやUber、Liftなどを使うことが一般的だ。スーツケースが大きかったり、長旅で疲れていればなおさらだろう。しかし、筆者は車で移動することはなく、路線バスを使っている。最近では路線バスを使うためにスーツケースも小型にし、ホテルもバスで到着できるところにしているほど。アメリカでバスに乗るなんて(いろいろな意味で)大丈夫だろうか? と思われるだろうが、ここでスマホが活躍するのだ。

ラスベガス到着後、Reno7 Aにアメリカ放題の案内がきた

ラスベガスの空港から繁華街(ストリップ)へのタクシーは定額制で、たいてい30~40ドル。これに加えてチップが必要だ。また、Uberは時間によってはタクシーより高いこともあるし、直前にキャンセルされたり、あるいは車内であれこれ話しかけられて面倒だったりすることもある。バスに乗る方が面倒かもしれないが、むしろ日常生活の延長と変わらないので気を使う必要がない。ラスベガスは治安も悪くないので、バスの車内ではスリに気を付けていれば大丈夫だ。

ラスベガスの路線バスは小銭が必要で、しかもお札しか使えない。でも安心してほしい。ラスベガスのバスはスマホアプリで乗車券が購入可能だ。しかも路線バス1回2ドル、2時間3ドル、24時間5ドルと格安なのだ。筆者は到着日などはホテルについてからスーパーへバスで買い出しに行くので、24時間パスを買うようにしている。

なお、繁華街であるストリップを走る2階建てバス「DEUX」などの運賃は別体系となり、1回6ドル、24時間8ドル、3日30ドルとなる。こちらはそれほど安くはないので、遠くのアウトレットに行くなら24時間パスを買うのがいいだろう。

ラスベガスの空港から路線バスを使う

スマホにアプリ「RideRTC」を入れて、チケット購入のところから希望のチケットを購入、あとは使うたびにQRコードを表示させる。バスに乗るときは前から乗って運転手のすぐ横にあるQRコードリーダーにスマホの画面を当てるだけ。降りるときはなにもしなくていい。QRコードなので読み取りに1秒くらいかかるものの、現金を出さなくてもいいのでバスへの乗車はとても楽だ。

RideRTCアプリのチケット購入画面
チケットはQRコード。これでバスに乗れる

バス利用は専用アプリを忘れずに

目的地までどのバスに乗ればいいかはグーグルマップで検索すればよい。乗り継ぐ場合もあるが、それも安心してほしい。グーグルマップならバス停の発車時間や、乗り換え場所での次のバスの時間も表示される。

ただし、完全なリアルタイムではないため遅延が生じると時間通りにバスが来ず、延々と待つことになる。路線バスはほとんどの路線が10~15分おきで走っているものの、ときどき運休したり、大幅に遅延することもあるので注意が必要だ。

グーグルマップで目的地を検索、バス路線が出てくる

そんなときは、グーグルマップはルート検索だけに使い、実際の時刻はバスのリアルタイム発着案内アプリ「Transit: Live Bus & Tube Times」を使うのがいい。これは自分がいる最寄りのバス停を通るバスの時刻をリアルタイムに表示してくれるのだ。

ラスベガスの繁華街は、道路が碁盤の目状に広がっており、バスもほぼその碁盤の目状に走っている。そのためアプリで近づいてきたバスを見ると「XX方面」ではなく「北行き」「南行き」あるいは「東行き」「西行き」の表示となる。目的地を表示されてもすぐにわからないから、このほうが十分わかりやすいと言える。

Transitアプリで最寄りバス停のバス接近状況を確認できる

車かバスか旅のスタイルに合わせて

このようにスマホを活用して路線バスを利用すれば、ラスベガスの移動はかなり快適になる。だが、路線バスの利用はメリットばかりではない。最大のデメリットは時間がかかることだ。発車時刻はアプリでわかるため時間ロスは少ないが、走行中は各駅停車であることもありタクシーやUberよりも時間がかかる。

筆者の経験ではタクシーで15分のところをバスで30分以上かかってしまうこともあった。車なら無駄な時間はなく「空港→ホテル→スーパー→ショッピングモール→ホテル」の移動で車に乗っている総時間は1時間もないが、バスなら2時間以上かかる。このあたりは対費用効果を考えて使うべきで、筆者もバスで買い物にでかけ、荷物が大幅に増えてしまったときは帰り道タクシーに乗ったりしている。

実際にラスベガスの空港からホテルへ行き、スーパーに出かけて食料を買い出しし、さらにショッピングモールに遊びに行く、というルートではいくらかかるだろうか? タクシーやUberなら4区間の合計で70~90ドル、ざっと1万円かかる。一方、路線バスの24時間パスなら5ドル、1000円以下で済んでしまうのだ。

ラスベガスに何度か行ったことのある人ならば、次回の訪問時は一度路線バスに乗ってみて様子をうかがうのもいいだろう。

モノレールもスマホ決済がお得

さて、ラスベガスにはもう1つの交通機関、モノレールがある。南側はホテル間を結ぶ無料の路線が走っているが、展示会場へのアクセスは北側の有料運転しているラスベガスモノレールを使うのが便利だ。モノレールの運賃は1回5ドルとかなり高く、24時間パスでも15ドル。3日で32ドルと長期間になるほどお得になる。

展示会場へ行くのに便利なラスベガスモノレール

このモノレールチケットはスマホアプリで買うとわずかだが割引になる。アプリで購入したチケットはApple Payやグーグルウォレットに入れることができるため、日本でスマホを使って電車に乗るときのように、改札口にスマホをタッチしてモノレールに乗ることができる。

また、NFCのないAndroidスマホを使う場合は、アプリで購入したチケットをスマホの画面にQRコードとして表示することもできる。モノレールの改札口はNFCタッチ、QRコードリーダーの両方を搭載しているので、改札口でスマホのQRコードをかざせば乗車できるのだ。

NFCスマホでモノレールの改札を通れる

海外に出たら現地の移動は全部タクシー、という人も多いだろう。しかし治安の悪くない都市ならば公共交通機関を使うことで移動費用を安上がりにできる。ラスベガスはバス路線も運賃体系もわかりやすく、海外での公共交通機関利用入門に向いた都市かもしれない。

最後に、今回思いがけずにスマホが便利だったシーンがあった。バスやモノレールのスマホアプリの情報は事前に調べていたのだが、今回泊まったホテルはスマホのNFCを直接ルームキーとして使うことができたのだ。ラスベガスのホテルはチェックイン時にかなり待たされることがあり、これが時間の無駄になることが多い。1時間待つこともざらである。

ラスベガスのホテル名物と言えばチェックイン時の行列

今回泊まったMGMグループのホテルは、モバイルチェックインを済ませるだけですぐにスマホをルームキーとして使うことができる。アプリのダウンロードはチェックインカウンター付近にQRコードもあるし、ホテル予約の確認メールにも案内があった。これならばホテル到着後にフロントに立ち寄らず、そのまま部屋に向かうことができる。このシステムはラスベガスだけと言わず、ぜひ世界中に広げてほしいものである。

スマホが鍵になるのは便利だ
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携帯電話研究家
山根 康宏

香港在住。最新のIT・通信事情を取材するため世界各国の展示会・新製品発表会を1年中追いかけている。日本のメディアに海外事情の執筆記事多数。訪問先では現地取材と称し地元のキャリアや家電店を訪問し必ずスマートフォンを買い求める。最新のハイスペックモデルからジャンクなレトロ端末まで興味の幅は幅広く、時には蚤の市で20年前の携帯電話を買っては喜んでいる。1度買った端末は売却せず収集するコレクターでもあり、集めた携帯電話・スマートフォンの数は1700台を超える。YouTubeでは日本で手に入らないスマートフォンや香港情報を発信している。YouTubeチャンネルは「yamaneyasuhiro」。Twitter ID「hkyamane」、Facebook ID「hkyamane」。
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