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Review

石井和美の家電やりすぎ比較レビュー<スティッククリーナー>

第1位:操作性抜群のダイソン「Dyson Omni-glide」

author: 石井和美date: 2021/05/26

モーターやバッテリーの性能が向上したことで、コンパクトで吸引力が高いクリーナーが続々登場している。そこで家電プロレビュアーとして活躍する石井和美さんが、メインのクリーナーとしても使える、吸引力がパワフルな5社のコードレスクリーナーを比較テストした。フローリングやカーペットに擬似ゴミをまいて吸引したほか、取り回しやすさを重視する方も増えているので、使い勝手やメンテナンス性などもしっかりチェック。特徴はそれぞれ異なるので、家庭に合ったクリーナーを選んでほしい。

「フローリング」では重曹とペットのトイレ砂をまいて、隅まできちんととれているかどうかを評価

「カーペット」では、毛足の短いカーペットに重曹とペットのトイレ砂をまいて、少し表面を叩いて重曹をカーペットに馴染ませてから吸引を行った

「狭い場所の掃除しやすさ」では、ソファの下や椅子の脚まわりなどを実際に掃除してみて、ヘッドまわりが動かしやすいかどうか試した

「操作性」では、ボタンなどの使いやすさ、持ちやすさなどを評価。「充電のしやすさ」では、手軽に充電できるかどうかを確認

「ゴミの捨てやすさ」はダストボックスのゴミが捨てやすいかどうか、フィルターが詰まりやすいのかどうかをチェック


フローリングとの相性抜群!
操作性がよくスイスイ動く

brand ダイソン

Item Dyson Omni-glide

price 6万4900円(編集部調べ/税込)

  • 質量:1.9kg
  • 充電時間:3.5時間
  • 本体寸法:高さ132×奥行き1077×幅208mm
  • 集じん容量:非公開
  • 最長連続運転時間:約20分(最長)
  • 付属品:ミニモーターヘッド、卓上ツール、コンビネーションツール、収納用ブラケット、専用充電ドック

 ダイソンでは初となる、ふたつの逆回転する“フラフィローラー”を搭載したモデル。本体質量は1.9kgと軽量モデルとしては特別軽いわけではないものの、重さを感じない。ヘッド部分に重量感があり、手元が軽く、本体の重量バランスがよいため、長時間持っていても疲れることがなかった。フローリングでの吸引力はよく、大小のゴミを隅までよく吸っている。

 モーターやサイクロン、クリアビン、ハンドルなどを直線的に配列した設計を採用したことで、ソファやベッドなどの低い家具下もスムーズに掃除が可能だ。ヘッドは正方形に近い形なので細い場所には向かないが、椅子の下などでも自在に動いて掃除しやすい。

 バッテリーを手元で簡単に取り外せるので、バッテリーが寿命になったときも簡単に新しい交換用バッテリー(1万3200円)と交換できるほか、買い足して充電しておけば、長時間の使用も可能。一点、気になったのは充電ドックがグラグラしていること。本体を充電ドックから外す際は、片手でしっかり充電ドックを支えてから、もう片方の手で外す必要がある。片手で簡単に外せるようになると嬉しい。

 V11などと比較するとやはり吸引力は落ちるものの、この軽さ、動きのよさ、掃除のしやすさは「サッと掃除したい」というニーズにぴったり合った製品と言えるだろう。週末にしっかり掃除するというよりも、ゴミを見つけたときに掃除したいという方におすすめしたいクリーナーだ。

ヘッド部分の特徴

全方向駆動コードレスクリーナー。ふたつの逆回転する“フラフィローラー”で、押しても引いても、大きなゴミから微細なホコリまで同時に吸い取ることができる。クリーナーヘッドには、360°回転する4つのキャスターホイールを配置しており、床面との抵抗を抑えたことで、全方向へスライドさせながら滑らかに操作が可能に。180°フラットに寝かせてソファやベッドなどの低い家具下も掃除が可能。

フローリング

フローリング専用と謳っていることもあり、重曹はしっかり吸い込み、ローラーが通ったところはムラなく端から端まで吸い込んでいる。隅にあったペットのトイレ砂は少しだけ残ってしまった。

カーペット

カーペットでは、奥底に入り込んだ重曹が取り切れておらず、まだら模様になっている。また、毛足の長いラグはローラーの回転自体が止まった。

狭い場所の掃除しやすさ

そのまま倒して、180°フラットに寝かせて使える。本体部分を横に寝かせる必要もなく、スッと入れられる。ヘッド自体は大きめなので狭い場所は入りにくい。

操作性

ダイソンでは主流となっているトリガー式ではなく、ボタン式。そのため持ち方を色々変えることができる。本体の重量バランスがよく、軽く感じる。

充電のしやすさ

充電ドックに立てかけて充電できる。少々グラグラしており、セットするときは両手で行う必要がある。もう少し簡単に取り外しができるようにしてほしい。

ゴミの捨てやすさ

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ゴミ捨てはボタンを押して下げるとフタが開き、ゴミを捨てられる。フィルターの目詰まりはしにくく、定期的に洗うだけなのでお手入れも簡単だ。

カーペットでの吸引力はいまひとつで、毛足の長いラグではローラーの回転が停止することもあった。ただ、付属のミニモーターヘッドがカーペット掃除にぴったりで、引きながら掃除をすると奥まで入り込んだゴミまでよく吸引するので、ラグなどの掃除はこちらを使用していた。充電ドックに付属品を収納しておけるので、使用したい時にすぐに交換できる点も便利だった。 フローリング+一部カーペット(またはラグ)という環境であれば、ミニモーターヘッドと併用してストレスなく床をキレイにできそうだ。また、ミニモーターヘッドはカーペットやラグだけでなく、ふとん掃除にも最適。どんどん吸い込み、目に見えない微細な粉塵がびっしり取れたので驚いた。

製品貸与:ダイソン

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家電プロレビュアー
石井和美

家電をレビューするため「家電ラボ」を開設、小物家電から冷蔵庫や洗濯機などの大型家電のテストも行っている。製品レビューや家電についての解説はWEB、雑誌、ラジオ、テレビなどで発信している。ライター、家電コメンテーター、家電コンサルタント。
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