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「ビーストイック」体験記Vol.3

【体験ルポ】エクササイズの前に「鍼治療」。姿勢改善にも効果絶大だった

author: 神津文人date: 2022/07/29

より一層、健康の価値が高まっている昨今。健康維持のためにジム通いをスタートしようと考えている人も多いのではないだろうか。ダイエットや筋トレに軸を置くジムが多い中、会員制プライベートジム、b{stoic(ビーストイック)が提供しているサービスがユニークで効果的だという噂を聞きつけ、体験取材をさせてもらうことに。数回に渡って体験の模様をレポートしていく。

エクササイズの質を高める鍼治療

ここまでに「身体評価プログラム コンディションドッグ」、それで判明した弱点に基づく呼吸と骨格位置改善のためのエクササイズの模様をお伝えしてきたが、今回は鍼によるトリートメント体験の様子をお伝えしたいと思う。

担当してもらったのは鍼灸師で栄養コンサルタントの平裕生さん。まずはカウンセリングからスタート。毎回のセッションで感じることだが、ビーストイックはカウンセリングをとても大切にしている。前回のトレーニングを受けてからの体の変化、最近のコンディション、宿題の消化状況などを聞かれる。

カウンセリングで最近のコンディションや悩みなどを伝える

筆者は、前日、趣味の柔術に加えて、某所の取材でEMS(エレクトリカル・マッスル・スティミュレイション)という電気刺激を利用したトレーニング体験までしたため疲れ気味で、背中にハリを感じていることを伝えた。

カウンセリングを終えたら簡単な姿勢のチェック。踵、背中、頭をつけるように壁の前に立ち、どこにどれだけ隙間ができるかを確認する。

腰のあたりが大きく壁から離れていたのだが、これは骨盤が前傾気味なのが理由。肩がやや前に出ているのは、おそらくデスクワークが長く、日常生活の姿勢が良くないのが原因。肩が前に出ている状態で、頭を壁につけようとしているため、首と壁の隙間も広くなる。

壁の前に立って姿勢のチェック。壁と体の各部位の距離を確認する

「身体評価プログラム コンディションドッグ」で明らかになった筆者の課題の1つが、骨格の位置(骨盤と肋骨のポジション)の改善だが、前回の体験ルポで紹介したエクササイズを継続し、正しいポジションを癖づけできれば、これらは自ずと改善されるそう。また、鍼は筋肉の余計な緊張を解き、骨格の位置の改善のサポートに繋がり、エクササイズの質を高める効果がある。そのためビーストイックでは、エクササイズ前の鍼によるトリートメントを推奨している。

首の可動域も確認。上を向いているのだが、平さんによれば少々詰まり気味。あまり自覚はないのだが、可動域が狭くなってしまっているようだ。

首の可動域もチェック。これがトリートメント後にどう変わるのか

いよいよ鍼によるトリートメントへ

施術スタート前に、腹部にホットストーンを置く。迷走神経にアプローチし、副交感神経にスイッチが入りやすい状態を作るのが目的。副交感神経にスイッチが入り、体がリラックスすると、鍼の効果が出やすくなるとのこと。

腹部にホットストーンを置き、副交感神経が優位になるよう促す

まずは体の表面から。鍼の長さ、太さは部位によって変わる。鍼は人生で2度目だったので、正直不安もあったのだが、痛みはほとんど感じない。刺す瞬間にチクリと刺激を感じることはあっても(まったく感じないことも多い)、すぐに刺さっているのを忘れてしまうほど。顔に鍼を刺した際に、体の緊張がほぐされる感覚があった。緊張がほぐされたことで、今まで筋肉が緊張状態にあったことをようやく自覚できたという感じだ。

股関節周辺の筋肉は筆者の緊張が強い部位

続いて体の背面に。可動域が狭くなっている首、張りを感じている背中を中心にアプローチ。首に鍼を刺した瞬間はズシリと重さのようなものを感じたが(緊張が強い部位、症状が重い部位は、重さを感じることが多いそうだ)、カメラマンに写真を見せてもらうまで、こんなに鍼が刺さっているとは思わなかった(笑)。

可動域の小さくなった首、ハリを感じる背中を緩めていく

緊張やストレスは鍼で改善できる

施術後に再び姿勢をチェック。壁の前に立った瞬間、施術前より腰が壁についているのが自覚できた。肩や首の位置も正しいポジションに近づいたよう。鍼によるトリートメントとエクササイズを通じて、日常的かつ無意識にこの姿勢をとれるようになるのが目標となる。首の可動域も再確認。明らかに詰まりが解消されている。この状態をキープできれば、首や肩のコリに悩まされるリスクは小さくなる。

施術後に首の可動域を確認。だいぶ上が向けるようになった

体をグラスに例えるならば、緊張や疲労、ストレスは、日々グラスに注がれる水。キャパシティを超えるとグラスから水が溢れ、痛みやトラブルとして顕在化される。体を整えるためのエクササイズは、グラスを大きくしていく作業。鍼は水を減らす作業であり、グラスを大きくするためのサポートにも繋がる。この両輪で体作りを行うのがビーストイックのスタイルなのだ。

最後に再びカウンセリング。今後続けていく“良い習慣”を追加する

最後にカウンセリングをして体験ルポは終了。今回も、健康でいるための“良い習慣”を増やしていくために、今できていないことの中から1つ、次のセッションまで毎日続けることをチョイス。「コーヒーの摂取量を減らす」ことを約束したのだが、果たして続けることができるだろうか。

b{stoic SHIBUYA

東京都渋谷区神南1-3-2 不二ビル6階
https://b-stoic.com/
https://condition-dock.com/

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ライター・編集者
神津文人

雑誌編集者を経てフリーランスに。「Tarzan」などのヘルス&フィットネス系メディアや、スポーツの領域で活動中。「青トレ」(原晋/中野ジェームズ修一著)、「医師も薦める子どもの運動」「医師に運動しなさいと言われたら最初に読む本」「60歳からは脚を鍛えなさい」(中野ジェームズ修一著)、「100歳まで動ける体」(ニコラス・ペタス著)、「肺炎にならない!のどを強くする方法」(稲川利光著)、「疲れない体になるライザップトレーニング」(RIZAP)などの書籍の構成も手掛けている。趣味は柔術、ときどきランニング。
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