自分に合ったノートPCってなんだろう? みんなが手にするブランドが自分に合うものとは限らない。多様な生き方を尊重しようという努力が少しずつ実を結ぶ今の時代、実はノートPCの世界にも多様さを受け入れるための緩やかな変化が訪れ始めている。
グローバル・テクノロジー・カンパニーであるLenovo(レノボ)が今年2月7日に発売した『Lenovo Yoga 7i 2-in-1 Gen 10』は、そんな次の時代を作っていくクリエイターのための1台だ。白を基調としたスリムでシンプルなデザインでありながら、天板にはヴィーガンレザーを使用した上品な出で立ち。ディスプレイが360度開き、タブレットとしても使えるコンバーチブルデザイン。14型のPureSight OLEDディスプレイによる繊細で鮮やかな表現。もちろんAI処理に特化したNPUを搭載するAI PCだ。
そんな『Lenovo Yoga 7i 2-in-1 Gen 10』を、モデル・俳優・イラストレーターとして広く活動する田中シェンさんに手にとってもらった。シェンさんの視点から見る『Lenovo Yoga 7i 2-in-1 Gen 10』の魅力をお届けしたい。

田中シェン
鹿児島県出身。英語、中国語、日本語を操るトリリンガル。大手アパレル会社で働いたのちモデルへと転身。2022年クリエイティブスタジオ「SHENTASTIC」を設立し、クリエイティブディレクター、イラストレーターとしても活動。「田中のおしゃべり日記」と題したインスタグラムが人気で、ファッションやライフスタイルだけではなく、独特の編集やナレーションに定評がある。
映画「パリピ孔明 THE MOVIE」、映画「父と僕の終わらない歌」、Netflix「First Love 初恋」他
Instagram:@shen_tanaka
漫画少女とファッションとの出合い。田中シェンのPC事情

ファッションモデルとしてのキャリアを軸に、俳優としてはNetflixオリジナルドラマ『First Love 初恋』への出演や、イラストレーターとしては大手アパレルブランドやアニメとのコラボレーションなど、非常に幅広い領域で活躍する田中シェンさん。自身のクリエイティブスタジオ・Shentastic Creative Studioを立ち上げ、ファッション領域を中心に幅広いクリエイティブワークにも精力的に取り組む。そんなシェンさんのルーツは、幼い頃に一人で過ごした時間にあったという。
「幼い頃からチラシの裏に絵を描くのが大好きでした。漫画誌『りぼん』や『マーガレット』を愛読していて、漫画を描いて編集部に送ってみたこともありましたが、どうやら物語を作るセンスがなかったみたいで。それでもとにかく漫画が大好きで、『SLAM DUNK』で諦めない心を学び、『花より男子』で情熱的な男子と恋してみたいと思い、そして矢沢あい先生の作品で文化服飾学院に入ろうと思ったんですよ。人生の大切なことは全部漫画から学んできました」

漫画を通して価値観が広がっていったというシェンさんだが、その後、ファッションに目覚めるきっかけとなる友人との出会いが訪れる。
「小学4年生の頃、当時住んでいた鹿児島に、大阪からおしゃれな子が転校してきたんです。その子がブランドものの服を着ていて、『漫画のキャラクターみたい!』って思ったんです。当時の私はお母さんがスーパーで買ってきた激安Tシャツを着ているような子どもだったので、その子に強烈に憧れました」

「物語が苦手だから漫画は難しいけど、絵は描きたい。ファッションへの興味も出てきた。そこで『あ、ファッションデザイナーになれば絵だけを描いていられる!』と、矢沢あい先生の漫画を読んでいたおかげで気づき、急いで図書館に行きました。『表紙に“シャネル”って書いてある。なんか聞いたことあるぞ……!』みたいな感じで、たまたま手に取ったのがカール・ラガーフェルドのデザイン集で。そこでファッション画を真似てみたりしながら、ファッションや絵の世界にのめり込んでいきました。けど、友達への憧れってやっぱり人には言いづらいじゃないですか? そこが出発点なので、絵を描くことで人に言えない気持ちを整理したり、自分の心と会話したりするようになりました。絵は、自分とのコミュニケーションツールのようなものだと思います」

そんなシェンさんの生活においても、ノートPCやタブレットといったデバイスは欠かせない存在だという。
「普段からデスクワークはしています。例えばモデルの仕事をするときは、タブレットを使って資料やアイデア集めをして、現場で自分のイメージを共有できるように準備するようにしています。イラストレーターの仕事のときはアイデアが出てくるまで机にかじりついていますし、気分転換にカフェで作業をすることも多いです。あと、ノートPCを一番使うのはやっぱり動画編集。図書館とかに行って本を読みながら集中して作業します。本ばっかり読んで、全然作業が進まない日も多いですが(笑)」

“シェア”できる、可能性が広がる、コンバーチブルの魅力

『Lenovo Yoga 7i 2-in-1 Gen 10』は、まさにシェンさんのようにさまざまなタスクを並行して行うクリエイターに向けたパワフルな「AI PC」だ。
多くの機能を持つ本モデルの中でも特に注目すべきは、ディスプレイが360度回転するコンバーチブル設計で、ノートPCとしてもタブレットとしても柔軟に使い分けられる点だ。2.8Kの14型PureSight OLEDディスプレイは、Dolby Vision®、100% sRGB、Display P3に対応と豊かな色表現を実現。さらに最大120Hzのリフレッシュレートによって、滑らかなブラウジングや、高いフレームレートでのゲームも楽しめる。
「コンバーチブルデザインがすごく気に入りました。資料やイラストを誰かに見せるときにすごく見せやすい。考えてみれば、一般的なノートPCって“自分にだけ”向いた作りですよね。企画をまとめたり、何か制作したりするときはノートPCとして一人で集中し、それを誰かにシェアするときは、タブレットとしてオープンにする。この使い分けがいいですね」

「そんななかで『何かおもしろい使い道はないかな』と思って、『Lenovo Yoga 7i 2-in-1 Gen 10』で友達とオセロをしてみたんです。画面を360度回転できるからテーブルやベッドで、カードゲームやチェスのボードとして使えるなって発見がありました。画面も大きくて鮮やかだからとっても見やすい。少しニッチな使い方かもしれないけど、誰かと時間をシェアするためにも活躍してくれる、すてきな機能だと思いました」
本体は15.95mm(最薄部)と持ち運びに適した厚みとなっており、天板にはヴィーガンレザーがあしらわれている。滑らかな手触りのレザーは、シンプルな色味とも相まって、上品な印象だ。

「このヴィーガンレザー、PCなのに温かみがあって良いですよね。実は最近、上野動物園で絶滅危惧種としてのホッキョクグマを見てから、彼らのことが気になってYouTubeで動画を観て回ったりしたことがありました。社会全体の動きもあり、環境問題はどうしても意識せざるを得ないものです。一方で道具には使い勝手や個人の美学、好きなものといった指標もあります。私はどちらも同じぐらい大切なことだと思っているので、ヴィーガンレザーのように環境への思いやりも、ものとしての美しさも両立するデザインはうれしいです」

『Lenovo Yoga 7i 2-in-1 Gen 10』をイメージしたイラストを制作!

『Lenovo Yoga 7i 2-in-1 Gen 10』のディスプレイは、タッチ操作にも対応している。タブレットとして使用する場合も指先でストレスなく操作できるうえに、付属の「Lenovo Yoga Pen」を使えば、傾きや圧力を検知する繊細な書き味を実現する。また「Lenovo Yoga Pen」は、天板内に仕込まれたマグネットにくっつけることで、無線充電も可能だ。

「今回『Clip Studio』を使ってイラストを1枚描いてみたんですが、率直な印象として、めちゃくちゃ反応が良い。これまで使ってきたタブレットとも違うし、いい意味で紙とペンとも違っています。慣れていないことも大きいと思いますが、すごく繊細だから、ちょっとした動きで思わぬ線が生まれてしまうほど。でもそれは私にとって“ハッピーミステイク”なんです。こういった繊細さは、自分のクリエイションの引き出しが増えるような気がして、逆に『この線をどうやって使おうかな』ってワクワクする。新たにシナプスがつながる感覚というか、“良い道具”を使うと視界が開けるんだなって思いました」

「ちなみにこのイラストは『Lenovo Yoga 7i 2-in-1 Gen 10』をイメージして描いたものです。繊細であり大胆、スタイリッシュだけどセクシー、大人だけど子どもの遊び心がある……。そんな色々な“2面性”を持った本機をイラストで表現しました」
本機は「AI PC」として、AI機能を最大限活かすためにメインプロセッサに「インテル® Core™ Ultra」を採用。さらに最⼤40 TOPSの性能を持つNPU(ニューラルプロセッシングユニット=AIの計算処理に特化したプロセッサ)も搭載。AIに特化したPCとして特別な基準を満たした「Copilot+ PC」の認証を受けている。

「AI PC」としての利点の中でも、実用面で注目すべきはバッテリー性能の向上だ。NPUを搭載し、AIがバッテリーの運用を効率化することで、最大14時間の連続使用が可能となった。
「動画編集をするときは必ず充電器を持ち歩くので、バッテリーが長持ちするのはうれしいですね。バッテリーのせいで編集中の動画が消えてしまったら……なんて考えるとゾッとします。動画でいえば、俳優仕事の勉強のために、日常的にデバイスで映画鑑賞をすることも多いのですが、集中して観ているといつのまにかバッテリーがなくなっている、なんてこともよくあります。なので、長時間連続使用できるのは、とてもストレスフリーです」

自分を“オープン”にしてくれる魅力を持った『Lenovo Yoga 7i 2-in-1 Gen 10』

日々を自分らしく駆け抜けていくシェンさんは、『Lenovo Yoga 7i 2-in-1 Gen 10』を生活に取り入れてみて、何を感じたのだろう? 改めて本機の魅力についてシェンさんならではの視点で感想を伺ってみた。
「薄くて持ち運びもしやすいし、バッテリーの持ちも良いから、例えばピクニックとかに持っていって友達と一緒にゲームをしたり写真を見せ合ったりすると楽しそうですよね。画面が大きくて発色もきれいだから、みんなの思い出をシェアするのに良いデバイスだなって思います。
あとは、家族と大事な時間を共有するときに活躍してくれるんじゃないかなって思ったんです。例えば久々に実家に帰ったときや、パソコン操作が苦手なおじいちゃん・おばあちゃん世代とのコミュニケーションツールとして、普段の生活や見たもの、考えていることを気軽にたのしくシェアできる気がします」

「イラストレーターの視点で見ると、すごく繊細なデバイスだなって思いました。私は“全部できる”よりも“やりたいことに合った道具”であることのほうが大切だと思っていて、そういう意味で繊細なイラストを描く方には心強いんじゃないかな。私の場合は、繊細さよりも大胆さや予期せぬ出合いを大切にしていますが、だからといって私に合っていないわけじゃない。私にとってはハッピーミステイクが生まれやすいデバイス。だから『Lenovo Yoga 7i 2-in-1 Gen 10』は、“自分が自分の外に出るため”の道具になりそうだなって」

「そういった視点で改めて振り返ってみると、『Lenovo Yoga 7i 2-in-1 Gen 10』は、“オープンなノートPC”だなって感じました。『オープンになる』っていうのは、自分の器を広げることだなと常々思っていて。つまり知っていることを増やしていくと、対応できることも増えていく。私は昔はコミュニケーション下手で、絵を描くことで自分と対話してきたタイプでした。でも絵をたくさん描いて自分の考えも整理できるようになったし、それをたくさんの人と話すことで、最近はコミュニケーションを楽しめるようになった。それに気づいたとき、前よりも自分はオープンになれているな、って思ったんです。
自分なりにリサーチをしたり、制作を突き詰めたりして、それを誰かにシェアする。そうやって少しずつコミュニケーションのサイクルを生み出せる。『Lenovo Yoga 7i 2-in-1 Gen 10』は、自分を“オープン”にしてくれるノートPCかもしれません」

『Lenovo Yoga 7i 2-in-1 Gen 10』
・発売日:2025年2月7日
・Lenovo公式オンラインショップ価格(税込):18万367円〜 ※2025年6月10日時点
・プロセッサー:インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 228V
・初期導入OS:Windows 11 Home 64bit (日本語版)
・本体寸法(W×D×H)mm:約 317x228x15.95mm(最薄部)
・本体質量(バッテリー・パックを含む):約1.38kg
・本体カラー:シーシェル/ヴィーガンレザー
・商品詳細はこちら
・Lenovo公式サイトはこちら
Photo:垂水佳菜
Text:赤井大祐
Styling:田中シェン
Hair & Make:Ryoko Ushio ( The VOICE MANAGEMENT )
Edit:兵藤香月、那須凪瑳
Sponsored by レノボ・ジャパン合同会社
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『Lenovo Yoga 7i 2-in-1 Gen 10』に関するアンケート