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【インテリアスタイリスト私物】

暫定21世紀最強の脚立は「ルカーノ」だ!

author: 窪川 勝哉date: 2021/05/07

たかが脚立、されど脚立。「これでいいや」ではなく、「これしかない!」と指名買いしたのが、日本の老舗メーカーが手掛ける「ルカーノ」。あのルイ・ヴィトンも認めた極上デザインの脚立なんです。

これでいいや」ではなく、「これしかない!」と指名買い

なにかひとつ買うにしても「これでいいや」という買い方ができない性分のワタクシ。高校生時代にはみんなが価格とデザインの折衷案で「これでいいや」とこぞってカジュアルに買っていた大人気の「無印良品」のステーショナリーがどうにもこうにも許せず、その思いを学校の文集に書いたほどでした(笑)。

(無印良品、今では大好きです)

そんな当時はかなり尖っていた(そして今もまだやや尖り気味の)ワタクシが、「これでいいや」ではなく「これしかない!」と思い購入し愛用しているアイテムのなかから、今回は脚立「ルカーノ」を紹介させていただきたいと思います。

10周年を記念した「PREMIUM EDITION」。各3万3000円。

数年前に「ここしかない!」という強い思いで購入した東京都中野区内のアトリエは、天井高の低い自宅への反動もあり、できるだけ天井高を上げたい思いで、2階のひと間をぶち抜いて吹き抜けを作り、それに続く元和室も天井の仕上げ材をぶち抜くことで、高さのある豊かな空間を作り出すことに成功しました。ですが、その分掃除や電球の交換などの時には脚立が欠かせなくなり、そこでチョイスしたのがこの「ルカーノ」になります。

アトリエにて撮影。ダイニングに並ぶデザイナーズチェアにも負けないデザイン性

僕が認めるどころか、ルイ・ヴィトンも認めた美しい脚立

実はこの「ルカーノ」という脚立、大阪に本社のあるハシゴ&脚立の老舗メーカーである長谷川工業がリリースしているアイテム。隅っこにしまってある脚立ではなく、出しておいても美しい「インテリアになる脚立」を作ろうという思いで、メタフィスのコンソーシアムブランドでもおなじみのデザイナー、村田智明氏を迎え進められたプロジェクトから誕生しました。

「ビスを表に見せないこと」や、「自立する」ことを条件にデザインが進められたルカーノは、機械的な雰囲気を排除し、インテリアに寄り添う仕上がりに。また、単体での自立も可能にし、リビングでもキッチンでもどこにでも気軽に置いておけるものに仕上がっています。

インテリアにマッチするので、出しっぱなし収納が可能。

その結果、世界的なデザインアワードも複数受賞し、今では何とあのルイ・ヴィトンからもオファーを受け、世界の店舗で使われる脚立として「ルカーノ」が選ばれています。(高い位置にディスプレイされた、お高いバッグなどを購入の際は、ルイ・ヴィトンの特注色のルカーノが登場するはずです。注目!)

コラボも続々! ルカーノLOVEなブランドたち

ワタクシが愛用している「ルカーノ」は、ファッションブランド「SOPH.」とのコラボレーションで誕生した、木目のフィルムを全面に施した特別バージョンなのですが、この「SOPH.」とのコラボレーションモデルだけでなく、「Supreme」や「#FR2」といったブランドともコラボレーション! こんな脚立、世界中探しても他には絶対にありません。

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過去に「Supreme」にて限定販売。即売り切れしたコラボレーションモデル。

デザイン面のことが先行しちゃいましたが、勿論機能面でもとても優れている「ルカーノ」。自立することは前述しましたが、他にもこだわりが満載です。例えば、世の中にはちょっと気をつけながら操作しないと手を挟んでしまいそうな構造の脚立が多いなか、これはワンタッチバーで簡単にすっと開いてすっと閉じる仕組みになっています。

また、最大サイズの3ステップはハンドルが付いているので、高い位置のステップでもハンドルをつかみながら安心して登ることが可能です。普通の天井高の家ならば2ステップが一番使いやすいかと思いますが、1ステップはキッチンの吊り戸棚のものを取る時など、ちょっとした用途にピッタリです。

サイズバリエーションも豊富に用意。1ステップ 8800円。 2ステップ各1万3200円。 3ステップ各1万9800円。

まあ、たしかに高いところのものを取るためだけの脚立ならばこの「ルカーノ」よりももっと安い脚立はいくらでも存在します。でも、脚立を「これでいいや」という感覚で買ってしまうと、めったに壊れるものではないので、「これでいいや」で買った脚立と人生をずっと供にする可能性が高いのです。

物理的に身体はアガるけど、何の気分もアガらない脚立より、ちょっと他より高いけど、身体も気分もアガる脚立「ルカーノ」をワタクシはオススメします!

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インテリアスタイリスト
窪川 勝哉

インテリアをはじめ、家電、ステーショナリー、車など、プロダクト全般に造詣が深い。雑誌のインテリアページ、インテリアや家電のカタログ、CM、商業施設のウインドウディスプレイ、マンションのモデルルームなどのスタイリングを手がける。2011年から1年半渡英。 現在は東京を拠点に活動中。東洋大学ライフデザイン学部非常勤講師。
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