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今年のNo.1ノートPCはコレ!

「VAIO Z」は高い!それでもデジタルグッズライターが選んだ理由

author: 山下 達也date: 2021/12/21

巷ではPC不要論なんてのも囁かれていますが(コロナ禍でちょっとPC必要派に追い風が吹いた?)、筆者のようなライターはもちろん、多くのビジネスパーソンにとって、PCは相変わらずナンバーワンの相棒です。メールとかは別にスマホでもいいですけど、書類の作り込みや最新情報のリサーチ、ビデオ会議なんかも、まだまだPCに一日の長があります。であるならば、PCはきちんとしたものを使うべき。生産性を高めるために、良いPCを買いましょう、というのが今回の私のプレゼンテーマです。

デジタルグッズライターが「VAIO Z」を選んだ理由

仕事柄、1年~1年半くらいのペースでPCを買い換えている私ですが、買い換えの条件は、何か新しいことにチャレンジしていること。その観点で、今年私が選んだのがVAIOのフラッグシップモデル「VAIO Z」のプレミアムエディション「VAIO Z | SIGNATURE EDITION」でした。

この製品、本当にいろいろ画期的なことに挑戦しているマシンなのですが、まず目に飛び込んでくるのがそのボディ。国内ノートPCで定番のマグネシウム合金&樹脂でも、海外ノートPCで定番のアルミニウム合金でもなく、なんと全面カーボン素材なんです。その名も「立体成型フルカーボンボディ」。

VAIO(ソニー時代も含む)は昔から素材にこだわるメーカーで、実はPC外装にマグネシウム合金を採用したのも、カーボン素材(マルチレイヤーカーボンファイバー)を採用したのも彼らが最初でした。そんな彼らの最新の成果がこの「立体成型フルカーボンボディ」なのです。

ただし、その価格は最低構成でも27万2580円(ベースモデル「VAIO Z」の場合)とかなりお高め(私はいろいろ構成を強化したので47万円弱に)。もちろん、そこにはきちんと理由も価値もあります。

まるで一品モノのような質感

これまでも天面の平らなところだけをカーボンにして……みたいなマシンはありましたが、ボディ全体をくるむように、余すところなくカーボン化したPCはありませんでした。なぜならカーボンという素材が従来素材と比べてとても軽くて強い反面、曲げたり絞ったりという加工がものすごく難しいから。

それをやるとほとんどワンオフ(一品モノ)みたいな手間がかかってしまうため、とてもじゃないけど量産できなかったんですね。高価なカーボンフレームが人気の自転車愛好家の皆さんなどにはそのスゴさと価値が分かってもらえると思います。

なお、私が購入したプレミアムな「SIGNATURE EDITION」は、特殊な半透明塗装を施すことで、立体成型フルカーボンボディならではのカーボン繊維の流れを目で見えるようにしたもの。

個人的に、最近のPCは見た目が全部一緒(国内PCはプラスチッキーでダサいし、海外PCはほとんどMacBook Airの……ですよね)で持ち歩きたくないと思っているのですが、「VAIO Z | SIGNATURE EDITION」はパッと見はフツーのノートPCなのに、よく見ると違いが分かるというところが気に入っています。VAIOロゴ付き純正レザーケースもブルーのステッチが良い感じです。

オフィスレスな働き方で本領を発揮

もちろん「かっこいい」だけのPCに50万円近く払ったわけではありません。「VAIO Z」の賢いところは、カーボンの軽さと強さを使って「世界最軽量・最薄ボディ!」みたいな方向に進化させなかったこと。本体重量はほどほど(1kg前後)にして、外装が軽くなった分、中身の機能を徹底的に強化しました。

その結果、モバイルノートなのに大型のクリエイター向けノートPC(持ち歩きは考えていないサイズのヤツです)に搭載するようなスペックを実現しました。

ハイパフォーマンスCPUや、大型バッテリー搭載による連続約34時間駆動、キーストロークが深くタイピングしやすいキーボード、180度開く14.0型ディスプレイ(4K解像度も選択可能)、超高速な5G通信対応、大きく滑らかなタッチパッド、シャッター付きカメラ、指紋&顔のダブル生体認証、人感センサーでユーザーの存在を検知してスリープON/OFFなどを自動化してくれる「VAIO User Sensing」など、まったく隙のない圧倒的な高性能・多機能を実現しています。

特にポイントはスペックに表れない部分の心地よさ。ハイパフォーマンスCPUはともすると空冷ファンが全力で回りっぱなしになって不快なのですが、このマシンでは外装が軽くなった分、冷却システムを大型化して静かな動作を実現しています。

キーボードもキートップがわずかに窪んだ形状になっていて、まるで吸い付くようなタイピングが可能。タッチパッドも国内メーカーとしては珍しい大型&滑らかタイプで個人的にはすごく気に入っています(ザラザラタッチパッドより絶対に使いやすいと思うんですよね)。

「VAIO Z」は高い! 私の買った「VAIO Z | SIGNATURE EDITION」はとりわけ高い!! でも、今年(2021年)2月に買って、約9か月経ちましたが、このマシン、本当に快適です。特に緊急事態宣言が解除されて出先での作業が解禁になった今、特に強く感じます。

今後、オフィスレスな働き方が加速していくなか、強力なモバイルノートはこれまで以上に重要な存在になっていくはず。50万円出せとは言いませんが、「VAIO Z」は最低構成でも充分なパフォーマンスを備えていますので、30万円、自分の生産性向上に投資してみるというのはいかがでしょうか?

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デジタルグッズライター
山下 達也

ジアスワークス有限会社所属。「デジタル」が世の中に浸透し始めた90年代後半から、さまざまな情報誌・オンラインメディアで、PC、カメラ、スマートフォン、AV機器など、幅広いデジタル機器を紹介してきた。近年はサブカルチャーやテクノロジーなどの分野でも活動中。合理性、機能性だけでは説明できない“トキメキ”のあるガジェットをこよなく愛する。
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