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家電王と家電を使ったキャンプ体験!

アウトドアで家電を駆使!“e-Camp”してわかった電気の大切さ

author: 小口 覺date: 2021/10/11

アウトドア好きのBeyond magazine編集部員と、くらしのラボを主宰する家電王・中村剛さんがキャンプ体験。ただ、普通と一味違うのは、「家電」をいっぱい持ち込んだ最新ギア満載の“e-Camp”だということ。そんなのアリ? と言いたくなるようなニューノーマルのキャンプスタイルから見えてきたのは、普段何気なく使っている「電気のありがたみ」だった。

ポータブル電源とPHEV車で電気を使いまくり

かつて、キャンプやアウトドアには、極力便利なモノを排除して、原始的なものほど好まれる価値観が強かった。しかし、近年はグランピングが人気になるなど、快適さを否定しない楽しみ方が浸透してきている。そこで今回は、炭などの燃料を使わず、電気と家電をキャンプ場に持ち込む“e-Camp”を実施した。

テントはLOGOS「グランベーシック エアマジック リビングハウス WXL-AI」を使用。フレームの替わりにエアチューブを採用した大型テント。オプションの電動ポンプ「グランベーシック エアマジック 電動ポンプ」を使えば、ラクに設営できる

電源には、ポータブル電源とプラグインハイブリッド車を用意。調理家電はもちろん、サーキュレーターやワイヤレススピーカーといった快適家電や、ワーケーションのためのパソコンも持ち込んで使用した。そこで見えてきたものとは? “家電王”の中村さんを招き、Beyond magazine編集長の松井(アウトドア担当)と編集部員・三宅(家電担当)の3人で話し合った。

左から松井(Beyond magazine)、家電王・中村さん、三宅(Beyond magazine)

松井 今回の企画のきっかけでもあるけど、三宅くんはなぜキャンプで家電を使おうと思ったの?

三宅 僕が本格的にキャンプを始めたのは3~4年前からですが、それまでは家電の記事をメインに作っていたこともあって、新しいことができるんじゃないかと試してみたのが最初です。当時はバッテリーを内蔵したアウトドア向けの製品が中心でしたが、大容量のポータブル電源が登場してからは、ほとんどの家電がそのまま動くようになりました。松井さんのようなガチなキャンパーからは邪道に見えますよね(笑)。

Jackery「ポータブル電源 1500」(写真中央)/ポータブル電源の人気ブランドJackeryの最上位モデル。1,534,68Wh/426,300mAhの高出力・大容量で、炊飯器やファンヒーター、ドライヤーといった家電にも対応する

松井 いやいや、僕も子どもが生まれた頃はAC電源付きサイトをよく使ってたよ。スマホやゲーム機が充電できるのは便利だし。ただ、AC電源付きサイトは人気で、すぐに埋まってしまう。基本料金も2000円から3000円高くなるから、少し不満を感じていたところ、ちょうどポータブル電源が出てきた。ここ2~3年で容量も大きくなり、価格もこなれてきて、やっぱり便利だし周りのキャンパーも使っている人は多いね。

中村 そうそう、ポータブル電源が注目されたのは約2年前。千葉県を直撃した台風の影響で、広範囲で停電が続いたのが契機です。当時はバッテリーの安全性も不明瞭で、中には、発火などの危険がある製品もありました。やはり、安全が担保された製品が求められますよね。

松井 信頼性は高まりましたよね。安全という観点では、冬場は電気毛布がキャンプではありがたい。ストーブは一酸化炭素の問題もあるので、家族がいると気をつかうし。電気は安全で快適。ただ以前、家で使っていた炊飯器を持ち込んだとき、炊けたお知らせのメロディーですごく興ざめした覚えが……。キャンプ場では聞きたくない音だったなと(笑)。

ワーケーションでも電気がマスト

三宅 最近の文脈で言うと、ワーケーションですかね。パソコンで電気が必要なのはもちろん、Web編集者らしくアウトドアで仕事をするので、本気で料理をする時間はないという時に電気や家電と一緒に来るとすごくラク(笑)。

松井 がっつり仕事をするとなると、パソコンも意外と電気を食うからね。電気がなければ我々は生きていけないし、仕事もできない。

三宅 とはいえ、今回のようにたくさんの家電を一度に移動させるのは大変なので、いくつかをセットにして選んで持ってくるのが現実的だと思います。

中村 テーマを決めてやると面白いですね。今回は料理をすべて家電に任せてしまうとか、音楽や映像鑑賞といったエンタメを重視するとか。もちろん、持っていく家電の選択は季節によっても変わってくるでしょう。

「XGIMI Elfin」/800ANSIルーメン 1080p。小型で持ち運びやすいプロジェクター

松井 その人にとっての重要度ですよね。キンキンに冷えたビールだけは絶対に飲みたいとか(笑)。

中村 アウトドアの楽しみ方も多様化してきていますし、今後もテクノロジーが進化することで遊び方は膨らんでいくはず。食材がドローンで届く時代もそう遠くはないでしょう。

シロカ「おうちシェフ PRO Mタイプ(SP-2DM251)」/食材を入れて“ほったらかし”の調理が可能な電気圧力鍋は、遊んでいる間に料理ができあがるから、キャンプでも大活躍。圧力調理で時短になるので、じっくり煮込む料理も待たされることなく味わえる
デロンギ「マルチグリルBBQ & コンタクトグリルプレート」/加熱する2枚のプレートの位置により3種類の調理スタイルを可能にした調理器具。今回も簡単なプレート料理に重宝したが、押し出しの強いデザインは、アウトドアでも存在感を放つ
オウルテック「ICECO(T20S-WH)」/DC12V、DC24V、AC100Vの3電源に対応した冷凍&冷蔵庫。容量は20リットルで、高さ33cmのペットボトル(容量2リットル)なら4本収められる。冷凍した食材から、野菜、キンキンに冷えたビールまで自由に外で楽しめる

使用量の可視化で電気のありがたみを知る

三宅 電気を使ったキャンプは、災害を想定した予行演習としても役立ちますよね。

中村 そうですね。防災用に特別な家電製品を備えるより、ポータブル電源などを用意して、アウトドアや非常時に使える家電を日常でも使うほうがスマートでしょう。防災だけのために使えるお金は限られるでしょうし。ガソリンエンジンで発電できるPHEV車も、家庭で使う電気に活かせます。趣味のアウトドアでも使えていざという時の備えにもなるのは、防災時のレジリエンス、つまり日常生活を回復する力に直結しますね。

三菱自動車「エクリプスクロス P(PHEVモデル)」/ツインモーター4WDのPHEVシステムを搭載したSUV。最大出力1500Wの給電機能(ACコンセント)を備え、様々な家電が使用可能。搭載するバッテリー及びエンジンによる発電で、一般家庭の約一週間程度の電気量が確保できる。アウトドアはもちろん、災害などへの備えとしても有用だ。非常時に心強い「究極のポータブル電源」としての役割も

三宅 僕はまさに、キャンプで使っているこのポータブル電源セット(ラック込み)を、そのまま家の中で使っています。コンセントを使わずに作業をしていると、使う家電によって電気の消費量が異なっていることが実感できるようになりました。自分が1日でどのくらい電気を使っているか可視化され、それまではなかった節電の意識が芽生えたのも意外な効果です。

松井 たしかに。ドライヤーや調理家電などは、消費電力が大きくなる傾向にあるよね。

中村 はい。ただし、消費電力とは別に、「消費電力量」も意識してほしいポイントです。消費電力は「kW」、消費電力量は「kWh」といった単位で表されますが、温暖化防止などを考えると大事なのは「消費電力量」です。たとえば、最近のシャワートイレは瞬間式が主流で、消費電力は高めなのですが、以前の製品のように温水を温め続けているわけではないので、トータルでの消費電力量は少なくてすみます。

三宅 使用時間とのかけ算になるんですね。そういえば、遠赤外線のストーブを使ってみたところ、ポータブル電源の電気がものすごい勢いでなくなりました。

中村 電気を熱に変えるヒーターは、1kWは860キロカロリーと決まっています。1000Wのドライヤーと1000Wのカーボンヒーターとで作り出す熱は同じ。遠赤外線効果で、体には暖かく感じますが、部屋全体を暖めるには非効率です。その点では、ヒートポンプを使用したエアコンの方が効率的です。

三宅 キャンプでは料理に水タンクを使いますが、そうすると水のありがたみが分かる。同じように、ポータブル電源を使うようになって、それまでコンセントで無尽蔵に使えていた電気が、実は有限だと理解でき、そのありがたみがわかりました。もうひとつ、自宅でデスクトップパソコンをポータブル電源につないで使うと、たまに画面がチラつくことがあって、家に来ている電源の安定性も実感しましたね。

中村 電気を安定して広く供給するのは、それほど簡単ではありません。たとえば、近くに大量に電気を消費する工場があるだけでも、電流と電圧の波がうまく合わず、品質に影響がある。それを調整するために、様々な技術でコントロールしています。

松井 そう言われてみてば停電も海外に比べて圧倒的に少ないですし、インフラで品質を維持する大変さも含めて、電気の大切さがわかりますね。

中村 そうですね、時代の変化に合わせてアウトドアもさらに変わっていくでしょうし、電気との関わり方を再確認してもらえるきっかけにしてみてください。今回はキャンプに来られて、とても楽しかったです。

家電王

中村剛さん

2002年に『TVチャンピオン』のスーパー家電通選手権で優勝し、銀座にて体験型ショールーム「くらしのラボ」の開設と運営にあたった。現在は"家電王"として動画マガジン『くらしのラボ』をFacebookとYouTubeで毎週配信している他、雑誌や新聞などの様々なメディアで暮らしに役立つ情報発信をししている。無類のネコ好き。


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ライター・コラムニスト
小口 覺

雑誌、Webメディア、単行本の企画・執筆などを手がけるライター・コラムニスト。自慢できる家電「ドヤ家電」(日経MJ「2016年上期ヒット商品番付」前頭に選定)の生みの親。近年はトレンドやマーケティングをテーマに取材を重ねる。著書に「ちょいバカ戦略: 意識低い系マーケティングのすすめ」(新潮社刊)など。エンタメテックを主軸としたコンサルティングも務める。
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