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梶原由景が歩いて出会った美味しい店

鎌倉で食べる麻婆豆腐。お土産を忘れずに。

author: 梶原 由景date: 2021/08/02

ちょっと前に鎌倉へ毎週通ってる時期があった。サーフィンとか古都を楽しむとか高尚な話ではないし、移住目的で下見に行っていたのでもない。ある時鎌倉の製麺所の生麺をスープ付きで頂き、休日のお昼に食べたところ家族に大好評。あまりに強く即リピートのリクエストが寄せられたため頻繁に仕入れに行っていたのだった。

その「邦栄堂製麺」、もちろんメインは業務用で、鎌倉周辺の店々に麺を卸しているのだけど製麺所で一般に小売りをしてくれるのだ。しかも格安で。麺の太さや特性に合わせて組み合わせられるスープもいわゆる業務用の濃縮スープだけど、吟味されていて非常に美味いから驚く。家族のお気に入りは平打ちのつけ麺に中太ちぢれ麺の味噌ラーメン。細麺の魚介系醤油スープも良かった。

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鎌倉まで足を伸ばしてそのまま高速で帰ってくるのも味気ない。帰路サウナに入ったりもするのだけど、この日はちょうどお昼時に差し掛かったのでランチして帰ることにした。ちょっと気になっていた店があるのだ。麻婆豆腐の店「かかん」。しかも梶原という場所にある。

そう僕の苗字と一緒だ。昔から親には自分たちは鎌倉幕府の有力御家人・梶原源太景季の子孫であると聞かされていた。家系図を引っ張り出してこられたりしたけど、親の実家は大分県の竹田市にあり鎌倉とは何も関係ない場所。多分嘘だなくらいに思っていた。

とはいえ先祖ゆかりの地となれば気にはなる。非常に停めづらい公式の駐車スペースになんとか納めていざエントリー。コロナ禍の中、当然席数も少ない上に人気店。まずは名前と人数を記帳するのだけど、梶原と書く勇気がない(流石に地名と同じなのは……)。カジとちょっとだけ偽称し事なきを得た(笑)。

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待っている間スタッフの会話で、テレビ番組かなにかに出たらしく、持ち帰りの麻婆ソースは通販だと数ヶ月待ち。お店でももう売り切れ間近と漏れ聞こえてきた。即ソースを一個確保。そんなこんなで程なく順番が回ってきて着席。麻婆豆腐とご飯だけでいいやと思っていたのだけど、せっかくだからと水餃子も単品で4個頼んでみた。これが大ヒット。僕は実は水餃子が好きではない。皮が厚ぼったくて団子のようなモッタリ感。あれが苦手。

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しかし「かかん」の水餃子はつるんとして具の邪魔にならない適度な厚さと弾力。さすが邦栄堂! そう、ここは餃子の皮も坦々麺の麺も「邦栄堂製麺」のものなのだ。そしてメインの麻婆豆腐も予想以上の厚みのある味。辛さの向こうの濃厚な旨味が嬉しい。いやはやここまで美味しいとは、正直期待してなかった。

常連風の地元客はメニューにない魯肉飯を次々頼んでいる。そんなのあるのか、魅力的すぎる。次回はそれかな。でもこの麻婆豆腐は癖になる。なんなら麻婆豆腐は大盛りにしようとさえ思ってたくらいだから。もしくは鎌倉に一泊してもっとじっくり食べ飲むのもいいかもしれない。夢が膨らむ。

かかん 梶原店
中華料理店

住所:神奈川県鎌倉市梶原1-20-7
電話:0467-95-1879
営業時間:11:30〜14:30 (L.O)/17:00〜20:30 (L.O)/21:30閉店
不定休

※新型コロナウイルス感染予防対策のため、一時的に営業時間・定休日を変更しております。
11:30〜14:00 (L.O) ※店内営業・テイクアウト
16:30〜19:00 (L.O) ※テイクアウトのみ
火曜定休

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クリエイティブディレクター
梶原 由景

LOWERCASE代表。元BEAMSクリエイティブディレクター。ソニーとのデザインホテル・プロジェクトを行うなど異業種コラボレーションの草分けとして知られる。またルイ・ヴィトンとKDDIのモバイルコンテンツを手掛けデジタル、デザインからアパレルまで幅広い業界にクライアントを持つ。藤原ヒロシ氏とコンテンツサイトRing of Colourを立ち上げ情報発信中。
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