ユース世代のリアルすぎるお金事情を聞いてみた！ 

MEGU （@megu.is.here）：

大学で美術史と文学を専攻しながら、モデルとしても活動。

はっしー （@hassy_neutral）：

「siki ROSE 表参道」美容師アシスタント。

miu （@gummymile）：

原宿の古着屋「Shury」でショップスタッフ、モデル。

──まず、先月何にどれくらいお金を使ったか教えてください！

──始めたのは最近なんですけど、内訳としては貯金が一番大きいです。次に多いのがお洋服で、遊びとネイルやヘアなどの美容にかけるお金はだいたい同じくらい。お洋服を買わない月はないです！　

──僕は生活費が全体の6割ぐらいを占めてます。先月は帰省するタイミングがあったので、交通費が大きかったかも。生活費のなかに交際費も入れてるんですけど、それと同じぐらい服も買ってます。試着すると欲しくなっちゃって、気づいたら家に持ち帰ってます（笑）。お金は“あると使っちゃうタイプ”です。

──卒論の提出があったので、先月はあまり遊びに行く時間がなくて、お金も使わなかったです。普段は趣味に使う割合が大きくて、画材やレコードを買ったり、美術館で展覧会のグッズを買ったりしてます。先月は卒論のテーマにしていたこともあって、オーブリー・ビアズリーの展覧会に。ブックやイラストTを買いました。

──最近、一番お金を使ったことは何でしたか？　　　

──去年行った韓国旅行です。先輩と一緒に、ショッピングやご飯を満喫しました。

──幼いころイギリスに住んでいたんですが、当時の友達が日本に会いに来てくれた時に結構お金を使いました。円安の影響で、友達は「全部半額！」って言って何でも買いまくるので、それに釣られてお土産をたくさん買っちゃいました。

──最近買った、お気に入りのカバンです！　値段が高くても、気に入ったモノがあると後先考えずに買っちゃうことが多くて。欲しいモノを見ると「絶対に身につけてやる！」って気持ちになってしまって。

──それで失敗したことはありますか

──あります（笑）。買った後に「ヤバい、お金ない、食べるものない」って。削るとしたら食費になるので、気をつけようとは思いつつ……。

──貯金ってしてますか？
　

──私も、貯金はしてます。“貯金はした方がいい”という漠然とした気持ちもありますし、家で完結する趣味が多いので、そもそもお金をそんなに使わなくて。貯金用の口座を作って、そこからは下ろさないようにしてます。

──僕の基本モットーは「給料が入ったら、そのお金で次の給料日まで生き抜くこと」。食費を削ることになるかもしれないけど、後先を考えずに楽しむ日があるからこそ、1か月を乗り切れると思ってます。

──miuさんは貯金の割合が多いですね！　何か目的があるんでしょうか？

──来年から韓国に住みたいと思っていて。上京したばかりの頃は、稼いだお金を全て使っていましたが、将来のことを考えるようになって、貯金に回すようになりました。

──“無駄遣い”ってどんな出費だと思いますか？

──友達が海外から来てくれた時、ユニクロに行ったんです。そこで、相撲のイラストが描かれているTシャツを買ったのは無駄遣いしちゃったと感じました。「その場のノリで買っちゃったな」というものは無駄だったかなと振り返りがちかも。

──私は毎朝のコーヒーです。毎朝飲まないと気が済まなくて、家でも飲むんですけど、外だとスタバとかカフェに寄っちゃう。もう今はコーヒーを飲まないと頑張れない体になってしまっていて、飲まない人もいるって考えると、無駄な出費だなと思います。

──よく無駄だったと感じるのは、「阻止できたのに！」と思う出費です。例えば、終電を逃して乗ったタクシー、天気予報を確認していれば買わなくても済んだ傘とか。でもそういう無駄な出費を通して、家を出る前に天気を確認するようになったり、一歩立ち止まって考えられるようになるから、それも勉強、って思ってますけどね！（笑）

──理想では、どんなお金の使い方をしたいですか？

──もっと節約上手になりたいです。最近は歩くとポイントが貯まるアプリを入れてみたり、コンビニで買い物をした時に発券されるクーポンとかもチェックしてます。そういう小さな“ちりつも”がいずれ大きくなると思うので、大事にしたいです。

──着なくなったお洋服をリサイクルショップに持っていける人は理想ですね。私はすぐに捨てちゃうので……。自分がいらなくなった服を誰かに譲ると思うと、なんだか申し訳なかったりして。持ち込みや配送も面倒に感じるので、几帳面にできる人が羨ましい！

──お金が無くて困ったことはありますか？

──やりたいことに一歩踏み出せない時があるなと感じます。例えば、ヨーロッパの風景を見て「綺麗すぎる！　行ってみたい！」と思っても、お金がないから無理だと諦めたり。あとはお金があれば、買える服の選択肢の幅も広がる気がします。

──帰省を惜しんでしまったことです。交通費を考えると、「それで服買えるじゃん」とか思ってしまって。家族にはすっごく会いたいんですが、仕事を休むと来月の生活に影響するし、と考えると渋っちゃいます……。

──私は困ったことはないんですが、結構大きいお金を無駄にしてしまったことがあって。少し前に教習所に通ってたんですけど、結局免許を取らずに終わっちゃったり、1学期分卒業が長くなって、その分の学費を払うことになったり。かなりの出費でした……。

──もし100万円あったら、何に使いますか？

──正直に言うと、1学期の学費に充てたいです（笑）。理想は友達に会うためにイギリスに行きたい。大学でドイツ語を勉強していたので、ドイツ語圏の国にも行ってみたいです！　

──まとまったお金があれば、引っ越したいかも。今よりももっと職場からアクセスがいいところに住みたい。あとは、フィンランドでオーロラを見てみたいです！　実際に行った人に写真を見せてもらったんですけどMacの初期ディスプレイの写真かなと思うレベルで（笑）！　肉眼で見てみたいです。

──私も海外に行きたいです。小学校から高校まで一緒で、アルバイトも同じだった大親友がオーストラリアにいるので、会いに行きたいです。高校卒業後から行っちゃったので、全然会えてなくて。

──今後、“お金の価値観”をどうアップデートしていきたいですか？

──自分以外の誰かにお金を使える人になりたいです。上京してから、家族や友人だけじゃなくて、地元でお世話になった人も仕送りの荷物を送ってくれていて。私もそんな風にお金を使いたい！

──僕は、先を見据えてお金を使えるようになりたいです。病気になった時のことを考えてお金を貯めておいたり、生活に安定感を出せる人になっていきたい。

──私は、高額な無駄遣いは控えたいです！　早く貯金を再開したい。近い将来ドイツに住んで、ドイツ語や絵の勉強を向こうでできればなと思っているので、その資金を貯めていきたいです。

──10年後、どんな自分になっていたいですか？

──僕は、10年後も美容師として働きながら、1日中予約でいっぱいの日々を過ごせていれば幸せです。あとは雑誌や撮影でも、お声掛けいただける存在になっていたい。そのために今できている努力を継続していきたいです！　

──カリスマ的存在になりたいです。ロールモデルは、BLACKPINKのジェニーちゃん。自分を持っていて、誰も真似できないところが好きなので、私もそういう存在になりたいです。

──将来的には、絵を描いて生活できるようになるのが夢です。モデルをしているのも、それキッカケで絵を見てくれる人が増えれば嬉しいなと思う部分もあって。あと、10年後ならお母さんになってみたいです。子育てしながら絵を描くのが理想かも。