40万円携帯電話がもたらすデジタルデトックス効果とは
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Mobiadoのラグジュアリーな携帯電話

40万円携帯電話がもたらすデジタルデトックス効果とは

author: 山根 康宏 date:
Mobiado ガジェット スマホ

誰もがスマートフォンを持っている時代だからこそ、時にはデジタルデトックスが必要だ。とはいえ今は手紙や固定電話で連絡を取り合う時代ではないし、1週間、山に籠るなんて暇もないだろう。情報の山から切り離されようとも、21世紀である現代は家族や親しい友人と24時間常につながっている必要がある。そこで見直したいのがガラケー、すなわち携帯電話だ。携帯電話はデジタル製品だが、主な機能は通話とショートメッセージ程度。1日のうち数時間、あるいは1週間の中で1日だけ、スマートフォンをポケットにしまい、携帯電話を手に持って行動すれば、普段は見えてこなかった街の風景も新鮮な物として目に飛び込んでくるだろう。

Mobiadoのラグジュアリーな携帯電話「FORMA STEEL White」
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スマートフォン時代の今、市販されている携帯電話の種類はあまり多くない。ドコモなどが今でもガラケーを細々と販売しているものの、メールができたりゲームが出来たりなどデジタルデトックスには向いていない。なによりもプラスチック製の安っぽいボディーはもっていてもあまり心地よいものではないだろう。デジタルデトックスをするのならば、せめて素材だけは「本物」のものを持ちたいものだ。

カナダのBonac Innovationが展開するMobiado(モビアド)は、デジタルデトックスに最適な携帯電話を展開するブランドだ。2004年の創業以来、Mobiadoは黒檀(コクタン)の木をボディーに使った携帯電話や、大理石を使ったスマートフォンなど、本物素材にこだわった製品を数年おきに出してきた。価格は数十万円だが、超高級なプレミアム端末を展開するVERTU(ヴァーチュ)が100万円以上のモデルをリリースしていることを考えると、それよりは安い。MobiadoもVERTUも実は「知る人ぞ知る」メーカーであり、世界中のセレブや富裕層に愛好者も多い。

Mobiadoの現行モデルは2020年にリリースした「FORMA」という携帯電話。ストレート型で10キーを備える、一見するとどこにでもありそうなデザインをしている。スペックはディスプレイが2.4インチQVGA、バッテリーは1500mAh、通信方式はLTE / W-CDMA / GSMに対応する。本体サイズはMobiadoの製品紹介ページには記載なし。写真から大体の大きさがわかるということだろうか。重量は本体の素材、すなわちステンレス、金メッキ、カーボンなどによって異なる。

素材にこだわった最新モデルの「FORMA GOLD Black」

本体を正面からよく見ると、ディスプレイのガラスはそのまま10キーの周りも覆っている。つまりフロント面は1枚のガラスで作られているのだ。この素材はサファイアグラス。サファイアグラスはダイヤモンドに次ぐ硬度(モース硬度9、ちなみにダイヤモンドの値は10)を持つ強固なガラスで、傷に強い。つまりFORMAは購入後にディスプレイに保護フィルムなどを張る必要が無いのだ。

ディスプレイから10キーの周りまで、1枚のサファイアグラスで覆っている

そのほか本体側面の上下部分にはワニの革が埋め込まれている。本体を手に持った時、柔らかい天然素材の感触を手のひらで感じることができるのだ。また背面の電池カバーは交換式で、同じくワニ革の長いストラップの付いたものも別売される。

ワニ革ストラップの付いた電池カバー

FORMAの機能は電話、SMS、カメラ、ギャラリー、時計、カレンダーのみ。ベースとなるOSはスマートフォンと同じAndroidだが、専用のユーザーインターフェースを搭載し、白い枠のアイコンのみが表示される。TwitterやFacebookを行うことはできない。しかし家族と連絡を取りたければ電話をかければいいし、友人にSMSを送ることもできる。カメラの画素数は非公開だが恐らく1300万画素くらいだろう。写真を撮影する用途よりも、身の回りのメモ代わりに記録を残す、といった使い方が向いているだろう。

シンプルなユーザーインターフェース。アプリはこれだけしかない

FORMAは当初、ステンレスモデルの2色「STEEL Black」「STEEL White」、次世代PVDブラックコーティングの「STEALTH」、そして金メッキを施した2色の「GOLD Black」「GOLD Brown」の5モデルが発売された。驚くべきことに主なターゲット国はベトナム。価格はそれぞれ6500万ドン(約31万円)、7700万ドン(約37万円)、9000万ドン(約43万円)。かなり高価ではあるが、本物素材であることを考えれば納得できるだろうか。しかも枯れた機能を搭載する携帯電話は毎年買い替えるものでもない。1台買えば4、5年は使い続けられるだろう。ちなみに最近ではスマートフォンでも40万円や30万円の折りたたみ型モデルが出てきている。

2021年の干支、丑年モデルの「FORMA YOTO」

2021年には丑年にちなんだ「FORMA YOTO」が登場した。ローズゴールドのボディーに背面には牛を模した絵が彫りこまれている。

最新モデルの「SPORT – m|Carbon Blue」。ゴールド版の「SPORT – m|Carbon Gold」もある

Mobiadoの携帯電話は、1年間に何百万台も生産され、1、2年で買い替えられていく消耗品ではない。またカメラ画素数などのスペックを競う製品でもないのだ。音声通話とSMSという携帯電話として最低限必要な機能だけを備えつつ、SNSやネットという情報世界から自分を切り離してくれるのだ。スマートフォンの買い替えにはもう飽きた、なんて思う人こそ思い切ってMobiadoの携帯電話を買ってみるのもいいだろう。スマートフォン+Mobiado携帯電話の2台持ちにしたところで、今は低価格なSIMカードが簡単に手に入る。情報検索やSNS、動画はiPhone、通話はMobiado。これこそが忙しい現代には最強の組み合わせと言えるかもしれない。

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