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1日1組限定のアブラサスホテル

富士山も夕日もサウナも独り占め!話題の「一棟貸しホテル」へ行ってきた

author: 武者良太date: 2021/12/24

2021年7月にオープンした、1日1組限定のプライベートホテル「アブラサスホテル富士河口湖」。都心から90分、河口湖のファームエリアにある完全貸切の一棟ホテルは、噛み砕けばグランピングをさらに快適にした体験型ホテルとなるのだけど、その快適性はリゾートホテルクラスでした。

宿泊施設の価値とはなんでしょうか。滞在中は心ゆくまでリラックスできることを評価軸としている方が多いでしょう。確かにワールドワイドで展開しているホテルグループのクオリティは素晴らしいものがあります。スムースなフロント、頼もしいコンシェルジュ、初めての場所でも和ませてくれるレセプショニスト&ウェイターの存在や、ハイクオリティなアメニティの数々。身も心もすべてを預けられると思える、いたれりつくせりで細部まで行き届いたサービスに「泊まってよかった」という実感が湧いてきます。

同時に、美しい景観が楽しめることを高く評価する方も多いでしょう。徒歩0秒で眼前に広がる大パノラマ。ホテルの部屋そのものが絶景スポットで、宿泊中はいつでもいつまでも景色に目を奪ってもらえる喜びがあります。

さて。

気宇壮大で雄大豪壮かつ絢爛華麗で山紫水明。素晴らしきを指すあらゆる四字熟語を並べたくなる日本が誇る最大の絶景スポット富士山を、1日1組だけが我が身のものとして見続けられるホテルがあることをご存知でしょうか。

富士山と太陽だけを見続けられるアブラサスホテル

それは富士山のほぼ真北、山梨県は鳴沢村にあるアブラサスホテル 富士河口湖。

薄い財布、キャッシュレス財布、ひらくPCバッグ、かわるビジネスリュックなどなど、合理的なミニマルデザインアパレル·グッズブランドであるアブラサスが作り上げた、1棟1室だけのホテルです。710平米という広大なスペースを、1日1組だけが専有できるのです。今回ご招待をいただき、ライター、YouTuber、漫画家、カメラマンというチームで伺ってきました。

直線基調でシンプルな造形は、人工物であることを表しながらも自然のなかにサラりと収まっている。アブラサスの各アイテムを思わせるモダンなデザインの館を見るだけでもココロがうずきます。いい場所に来たという気持ちが高まります。

しかも、真後ろを向いたらそこには「ドン!!」というワンピース擬音を書きたくなるほどの富士山の姿があります。

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オープンリビングからも、キッチンからも、バスルームからも、ベッドルームからも、どこにいても真正面にあるのは富士山の姿。しかもスペースによって異なる比率のガラスウィンドウが額縁を象っているかのように、様々なトリミングで偉大な姿を見せてくれます。庭からホテルを見たときもガラスウィンドウには富士山が映り込み、その存在感を強く示します。

しかも広い前庭を、見る角度によっては森を思わせる生垣で囲っているため、視界に入るのは富士山と空とアブラサスホテルの敷地のみ。

極めつけは、前述したように富士山のほぼ真北にあるということ。夕方に西に沈む太陽と、朝に東から登ってくる次の太陽の姿も、邪魔するものは一切ありません。

ピュアな景観をそのまま、すべての時間軸において1日1組だけが堪能できるという愉悦。一緒に訪れたパートナー、家族、仲間たちと語り合い、笑い合い、外へ目を向けるとそこには雄大でおおらかな富士山が佇んでいる。

ああ、これは贅沢だ。

貸し切れるのは富士山だけではありません

葛飾北斎の富嶽三十六景をはじめ、様々な絵師の作品の題材となってきた富士山。いや、写真や映画、音楽といったカテゴリにおいても富士山をテーマとした作品は数多く作られてきました。それだけ彼の姿が多くのクリエイターにインスピレーションを与えてきたのでしょう。

では僕も、僕らも富士山からパワーをもらおうか。と思う前に、館の横をごらんください。なにやら、小屋のような存在があることに気が付きます。

じつはコレ、サウナの本場フィンランドで作られたメトスアセマというサウナトレーラーなのです。タイヤ·サスペンションを備えたフレームの上に、木材で組み上げられたコンパクトサウナで、サウナヒーターは薪式。上部にサウナストーンを並べておけば、ロウリュだってし放題です。

しかも室内から見える景色にも、富士山がベストポジションで入り込む。

もーね、キワっキワになるまでサウナして、氷を浮かべてヒエっヒエにした水風呂に入ってガンっガンにキメたら、身体の芯からデトックスして整った気持ちで富士山からのパワーを全身全霊で受信できるはず! 実際に僕は、朝イチサウナからの仕事の進みっぷりがちょっと尋常ではなかった。難易度の高い原稿だと思っていたけど、気がついたら朝ごはん前には完成していました。

自分たちだけの空間を適度な緊張感で楽しむ

アブラサスホテルを語る上で外せないポイントの1つとして、その場には自分たちしか存在しないというのがあります。ホテルスタッフとのコミュニケーションはチェックイン&チェックアウトのみ。滞在中は近所で常にスタンバってくれていて、万が一のトラブル発生時はインターホンで連絡をしたらすぐに駆けつけてくれますが、ノートラブルであれば馴染み深いメンバーだけの濃い時間を過ごせます。

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薪割り、サウナストーブの点火、夕食と朝食の調理にコーヒーの焙煎まで、全部自分たちでやる必要がある。ゆえにアブラサスホテルは「心ゆくまでリラックスできること」軸で評価してしまうと、忙しさを感じてしまうかもしれません。

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しかし焼く·煮る·燻すなどの美味しく楽しい最後のプロセスだけを体験できるよう、下ごしらえと片付けの部分はホテル側がすべてカバーしてくれます。心ゆくまでリラックスできるようになる貸し切りサウナもあれば、適度な緊張感を持つことができる調理もある。このバランスの良さで、会話が加速します。

なんだろう。野宿にキャンプにグランピングに民宿からリゾートホテルまで、あちこちで夜を越してきましたが、アブラサスホテルのような場所はなかった。噛み砕けばグランピングをさらに快適にした体験型ホテルとなるのだけど、その快適性はリゾートホテルクラスなんですよ。

広い世界を見渡しても、ここでしか過ごせない時間があるといっても過言ではありません。アブラサスホテル、素敵で素敵で、やっぱり素敵な空間でした。

取材協力:アブラサスホテル

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ガジェットライター
武者良太

1989年にフリーライターとして活動開始。株式会社三才ブックスに入社して編集職に就き、退職の後にフリーライター/カメラマンとして活動再開。2021年で執筆・編集歴32年。現在注視しているフィールドはIT、IoT、スマートフォン、デジカメ、モビリティなど。1971年生まれ。元Kotaku Japan編集長。
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